July 10, 2015

記者席の小競り合い:BuzzFeed v Leigh Sales

記者席が前なことに気をよくしたバズフィードのMark Di Stefano記者(元ABC)が、後ろのABC放送ベテランアンカーのLeigh Sales記者に「前が見えなかったら、ごめんよ~」とウキウキとツイートしたら…
「バズフィードの後ろに座るとこんなこともできるからやめられないのよ」とツイされ、あえなく撃ち落された。
「毎度10通りにムカつく、バズフィードです」




February 27, 2015

アカウンタビリティ≠説明責任:Definition of Accountability

今、「アカウンタビリティ」っていうのがあって、みなどう訳してるんだろうなと思って検索したら「説明責任」というのが飛び込んできた。これはちょっと狭義過ぎると思う。

アカウンタビリティと聞いて私が思い浮かべるのは、「自らの行動に対し責任を引き受けること」である。consequence、retributionとコンビ。説明責任を果たすだけでなく、自分の行動に落ち度があればそれを自分の非として認め、相応の処罰を受け、最悪辞める、ここまでがワンセット。説明責任は、その一要素に過ぎない。

「He's held accountable for his action.」という言い回しでもわかるように、株主なり有権者なり上司なり「責任追及」する人間が別にいて、そこに説明できなければ、責任をとらされる状態。

反対は、「shift the blame on others(責任転嫁)」。アカウンタビリティが低い政治家は、国会答弁でシドロモドロの人を言うのではない。のらりくらりと言い逃れして秘書をクビになんぞして現職に居座り続ける人のことを指す。

accountabilityとresponsibilityの違い


このふたつは似てるようで違う。ここの定義によると、「リスポンシビリティ(責任、担当)」はヘマをやってもやらなくても存在するが、「アカウンタビリティ」は①他人と共有できない、②行動が起こった後に発生する、という違いがあるのだという。言われてみればそうかな。

たとえば、在庫確保するのが仕事のトムさん。在庫を確保するのはトムさんのリスポンシビリティだ。在庫がある限り、トムさんのアカウンタビリティが問われることはない。アカウンタビリティが問われるのは、いざ在庫が切れたときである。

チーム全員でリスポンシビリティは共有できる。が、チームで問題を起こしてアカウンタビリティを問われる(責任をとらされる)のはひとり。

追記:  そういえば昔、「おまえら自由にやれ。俺はおまえらの責任とってクビになるために会社きてんだからさ」とかなんとか言って朝から晩まで麻雀してる上司がいたが、今思うとあれはアカウンタビリティの高い偉人だった。


January 15, 2015

「テロリストは全員イスラム教徒」の嘘を数字で検証:Are All Terrorists Muslims? No



Dean Obeidallah debunks the myth on The Daily Beast.

When I saw Charlie Hebdos attack, the first thing that came into my mind was Anders Breivik, the Christian terrorist who killed 77.  I was wondering how the number stands between Islamic vs non-Islamic terror attacks.  Now I know.


Are All Terrorists Muslims? It’s Not Even Close

by Dean Obeidallah, The Daily Beast


- in Japanese

「イスラム教徒が全員テロリストと言ってるんじゃないですよ。だけどテロリストは全員イスラム教徒じゃないですか」―何度この言葉を耳にしたことだろう。

Fox司会のBrian Kilmeadeも言った(動画上0:39-)し、週末にはテロの"専門家"のSteve Emersonが「英バーミンガム市はイスラム教徒だらけで他教徒を締め出している」とデマを言って謝った。Foxだけなら「所詮は視聴者の頭を悪くすることしか考えていないような局だからなあ」と受け流すこともできるが、常識人の中にもこういうことを言い出す人がいるのは、困ったものだ。

この言葉の後に彼らは決まってこう言うのだ。「なぜキリスト教徒、仏教徒、ユダヤ教徒のテロリストはいないんでしょね?」

確かに、イスラム教徒でイスラムの名のもとに凶悪犯罪を起こす人はいる。われわれイスラム教徒から見たらあんなの信仰でもなんでもない、ただの政治活動なのだが、そうは言ってもイスラムはイスラム、否定はしない。

でも、これを書くとショックかもしれないが、欧州・米国でテロ行為を働く人間の大半はイスラム教徒以外の人なのだ。

知らないのはあなたが悪いのではない。マスコミのせいだ。

少し興味をもった人のために数字を少々並べてみよう。まずヨーロッパ。過去5年間に起こったテロ攻撃のうちイスラム教徒による犯行は何%だと思う? 正解は2%未満である。

ユーロポール(欧州警察機構)が昨年発表した報告で書いてるように、欧州のテロは分離主義グループによる犯行がほとんどだ。たとえば2013年ヨーロッパで起こったテロ攻撃は152件で、うち「宗教的理由」による犯行はたったの2件。逆に民族国粋主義や分離主義思想の者による犯行と断定されたものは84件にものぼった。

具体的にどういう犯行のことを言ってるのかというと、たとえばコルシカ島のフランスからの国家独立を求める「コルシカ民族解放戦線(FLNC)」、ここは2013年12月、フランス国内2つの市で警察署に同時爆破テロを仕掛けている。2013年後半ギリシャでは極左の革命的人民闘争軍が、右派政党「黄金の夜明け」の2人を射殺した。イタリアでは「無政府主義者連盟(FAI)」が記者に爆弾を送るなどのテロ攻撃を繰り返した。いちいち書いたら枚挙にいとまがない。

こういう事件は果たしてニュースになっただろうか? おそらくなってない。犯人がイスラム教徒だったら? マスコミは報じたのか? 答えは、言わずもがなである。

2011年にはアンネシュ・ブレイビクという男がノルウェーで77人を殺害し史上最悪のテロ犯罪と騒がれた。犯行声明で彼は反イスラム、反移民、「キリスト教のヨーロッパ」支持の立場を明らかにしたが、これがアメリカでどれほど報じられただろう? もちろんニュースにはなった。だが、イスラム教徒のテロリストだったらあんな扱いでは済まなかったはずだ。アメリカではブレイビクが「キリスト教徒のテロリスト」だと書くだけで怒り出す人までいた(例: Foxニュースのビル・オライリー)。

仏教徒のテロリストはいるのか? いる。ミャンマーでは過激派の仏教徒がイスラム教徒を殺し、何ヶ月か前にはスリランカでイスラム教徒の家や店が放火されイスラム教徒4人が殺害された。

ユダヤ教徒はどうか? 2013年に米国務省がまとめたテロの報告書によると、イスラエル人入植者によるテロ犯罪は399件という話だ。俗に言う「プライスタグ」攻撃で、ユダヤ教テロリストがパレスチナ市民を襲って93名が負傷、多くのイスラム教礼拝堂とキリスト教教会が荒らされた。

米国もヨーロッパ同様、イスラム教徒によるテロ犯罪の割合いは少ない。FBIが1980年から2005年までの間に米本土で起こったテロ犯罪を調べてみたところ、94%はイスラム教徒以外の者による犯行だった。42%は南米移民系グループで、続いて24%は極左翼による犯行という。

2014年ノースカロライナ大学が行った調査では、9/11同時多発テロ後、イスラム教徒が関与するテロリズムで亡くなったアメリカ人は累計37人。同じ時期に殺人事件で亡くなったアメリカ人は19万人にものぼる(PDF)。

2013年にはテロリストより幼児に殺される確率の方が高かったぐらいだ。この年ボストンマラソン爆破テロで亡くなったアメリカ人は3人、幼児に銃の誤射で撃たれて亡くなったアメリカ人は5人だった。

これが実態なのに、マスコミは非イスラム教徒のテロの取材にはまったくやる気を示さない。なぜか? ビジネス上の判断だ。恐ろしい「他者」を報じる方が受けはいい。善と悪の戦いで、アメリカ人は善、肌の茶色いイスラム教徒は悪、という構図の方が受け入れやすいからに他ならない。

昔はマスコミも、堕胎反対で産婦人科医院を襲撃する人々のことを「キリスト教徒のテロリスト」ときちんと報じていたものだが、最近はとんと聞かなくなった。アメリカの産婦人科は5軒に1軒の割合いで襲撃されているというのに。これも受けが悪いのだろう。結局ここは「キリスト教国家」。国内の敵に目を向けざるをえないニュースを不快に思う人も多い。下手するとチャンネルを変えてしまうからね。

アメリカでは1日30人が銃で殺され、家庭内暴力で1日3人の女性が殺されている。こういう話もあんまり多くは報じられない。これも同じ理屈による。逆にあの恐ろしい褐色のイスラム教徒による凶行をどう阻むべきなのか、という話になると専門家がとっかえひっかえ出てきて口角泡を飛ばして激論を交わす。しかし現実にはイスラム教徒より冷蔵庫が倒れて死ぬ確率の方が高いのだ。

僕はこの記事でマスコミのビジネスモデルを変えようなんてこれっぽちも思ってない。読んだ人の中から「テロリストが全員イスラム教徒というわけでもないんだな」と気づいてくれる人が出ればそれで。 実は本当に小さな割合なので。イスラム教過激派の脅威を無視しろと言ってるんじゃないよ。冷蔵庫にも気をつけようね、と言いたいだけ。


related: Muslims and Latinos much more prominent in TV crime news than in real-life crime イスラム教徒による犯罪のテレビ報道、発生率の割に多め―米調査

UPDATE: 乱文直しますた。汗

January 10, 2015

シャルリー・エブドの風刺画で不覚にも連想したもの:Charlie Hebdo cartoons remind me of..

Winston Churchill and Theodore Roosevelt on Japanese WW2 poster.
It says, "those who publicize 'peace' and justice are, in fact, kichikuyaju,"
implying "kichiku beiei (demon-beast Americans and Englishmen)."
(c) Museum of World War 2 via Torikai Lab


Jap on US WW2 poster, making sure you know who your enemies are.
via Hanna Miles "WWⅡ Propaganda: The Influence of Racism"


Fast forward 70 years, US and Japan are making cartoons and animations together every now and then.  Unbelievable. But that gives us some hope. 


With English translation, I finally get it.
意味がわかると、それほど酷くはないんだけどね