技術評論社より「エンジニアマインド Vol.5」が届いた。「エンジニアマ・インド」じゃない。ナメ本の影響? 猫に小判だなあ、と思いながら開いてみたが、案の定、編集後記しかわからないではないかっ! 汗
例えばp.116。
p.151-152。加藤塾塾長が説く「プレゼンテーション実演の極意」、年代別プレゼンタの特徴なるもの拾ってみよう。
分からないなりに無理やりまとめると、「コード書き+α」な視野の広さ、実践力を備えたエンジニア応援育成マガジンですね。寄稿者の顔ぶれが実に豊富で、各界で活躍する人の経歴や関心事が図鑑みたいに眺められるのが嬉しい。原稿はすごく丁寧に書かれている印象。「エンジニアすごろく」でどん詰まりの心をケアし、親子丼の詳しすぎるレシピで本誌購入予算1580円を浮かし、ヨガで幽体離脱しかけた魂を呼び戻し、SEの明るい未来を育てる総合情報誌、かな(端々の情報ばかり…)。チラ見したい方は創刊号巻頭座談会「エンジニアのマインドとは」の4回シリーズがウェブでご覧になれます。勉強しなきゃ…。
最近tetsu氏のブログで知ったんだけど「五体不満足」の英題は「no one's perfect」なのね…。体の不自由なL.W.Milam氏の書評がここにあるけど、心の闇が何ひとつ描かれていないところが自分を追い詰めてしまう…とある。例えば「強がっても恋愛はハンデ」と語るのは「私」。乙武氏の苦悩の吐露があると思いきや、次の文章では月並みな説教に摩り替わって「おまえ(you)」が主語になる、これはdisplacementだ、と。タイトルこそ「no one's perfect」だけども、そこに描かれた乙武氏はあまりにもperfect過ぎる、これが本当に本当なら彼は聖人だ、というアメリカ人らしい感想だ。
「五体不満足」という言葉の持つ悲劇性と覚悟がそのまま英語に置き換えられてたら感じ方も違ってたのかもしれないけど、うーん、こればかりはどんな名訳者も…。
例えばp.116。
「全国少数派の腰リーラー諸君!!!」第2回腰カンは全コ連会長懸田剛氏の奇声で幕を上げました。[中略] 羽生田氏は腰リーラーではありませんが、独自の携帯メモ術『真美無メモ書生術』(まみむめも)を披露…[中略]さらにこれらの条件を満たすためには手帳の工夫だけでなく、日本古来の歩行技術であるナンバ歩きをするといった身体の工夫も含まれており、携帯メモ術の奥深さをかいま見…[以下略]もはや分かるフリすらできぬ異界。日本の腰リーラー人口って一体どれぐらいなのだろう?因みに記事を書いた方の写真は首から下がレゴである。…。
p.151-152。加藤塾塾長が説く「プレゼンテーション実演の極意」、年代別プレゼンタの特徴なるもの拾ってみよう。
20代 - りりしさと可愛げ糸井重里氏と6時間鼎談して半世紀分の思考が蘇った滑ジイに404 Blog Not Foundの書評があると聞き、早速読んでみた。小飼氏曰く、この雑誌が目指すところは;
30代 - 精悍な専門性
40代 - 華とゆとり
50代 - 厳しいカリスマ性
60代 - 存在自体がプレゼンテーション
ギークのためのCanCamなんだそうだ。あああ、余計に分かんないよお。
分からないなりに無理やりまとめると、「コード書き+α」な視野の広さ、実践力を備えたエンジニア応援育成マガジンですね。寄稿者の顔ぶれが実に豊富で、各界で活躍する人の経歴や関心事が図鑑みたいに眺められるのが嬉しい。原稿はすごく丁寧に書かれている印象。「エンジニアすごろく」でどん詰まりの心をケアし、親子丼の詳しすぎるレシピで本誌購入予算1580円を浮かし、ヨガで幽体離脱しかけた魂を呼び戻し、SEの明るい未来を育てる総合情報誌、かな(端々の情報ばかり…)。チラ見したい方は創刊号巻頭座談会「エンジニアのマインドとは」の4回シリーズがウェブでご覧になれます。勉強しなきゃ…。
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ところで編集後記で膝ポンしたのはMike Teaveeが日本名「マイク・テレヴィズキー」ってとこ。こないだ「グーグルπ棟の怪談」で「ボクモ・ミツケルスキ」使ったので、おお~と。「フランダースの犬」が旧題「清と斑(ぶち)」、「家なき子」が旧題「未だ見ぬ親」、時代に応じて訳も変わる、というおはなし。最近tetsu氏のブログで知ったんだけど「五体不満足」の英題は「no one's perfect」なのね…。体の不自由なL.W.Milam氏の書評がここにあるけど、心の闇が何ひとつ描かれていないところが自分を追い詰めてしまう…とある。例えば「強がっても恋愛はハンデ」と語るのは「私」。乙武氏の苦悩の吐露があると思いきや、次の文章では月並みな説教に摩り替わって「おまえ(you)」が主語になる、これはdisplacementだ、と。タイトルこそ「no one's perfect」だけども、そこに描かれた乙武氏はあまりにもperfect過ぎる、これが本当に本当なら彼は聖人だ、というアメリカ人らしい感想だ。
「五体不満足」という言葉の持つ悲劇性と覚悟がそのまま英語に置き換えられてたら感じ方も違ってたのかもしれないけど、うーん、こればかりはどんな名訳者も…。
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