Video URL: NYTimes - Nicholas Kristof
Visiting his loan recipient: a baker in Kabul
Visiting his loan recipient: a baker in Kabul
On Kiva.org, I found this video clip. The baker in Kabul tells Nicholas Kristof that if he comes back in 10 years, he'll probably have six more bakeries. PBS Frontline / Worldnews has followed Kiva co-founders visiting Uganda. I lent 5 folks in need. By lending, you may suddenly realize how little (if not zero) you know about their countries.
上のリンク先の動画は、NYタイムズのニコラス・クリストフ記者がアフガニスタンの首都カブールのパン屋さんを訪ねた録画。同記者がKiva(解説1、2、町田洋次氏の解説)経由でお金を貸しているパン屋の主人は焼きたてのパンを振る舞い、「今から10年後に来たら6店舗になってるよ」と意気軒昂だ。
後半出てくる美しい女性はストライさん。医学部2年生の時タリバン政権が台頭し女性への教育を廃止した影響で、医業を断念し、Kivaのようなマイクロファイナンシングを現地ではじめた。「アフガンでは女性は撮影できないのでKivaに出せないのが残念」と語る。
PBS Frontline/ Worldのサイトではウガンダの現地取材がみれる。ピーナッツバター工場を切り盛りするグレース・アヤー(Grace Ayaa)さんが出てるけど、もしかしてNHK-BSも取材した方かな? 以下はその要約。
[シーン1]内紛後の荒地で石をひたすら割る子どもたち。グレースさんは石を割り続けるのではなくピーナッツを挽いてバターにして街に売りに行く生活を選んだ。石で石を割るのではないが石でピーナッツを割る手作業では先がない。機械を買おうにも地銀は金利35%、街金は300%。そんな中、低金利のKivaを知り、そこで借りたお金で豆挽きと冷蔵庫を買って商売を軌道に乗せた。
>>>グレース・アヤーさんのページ(blog)
[シーン2]見るからに健康そうな働き盛りの男性。3人兄弟の末っ子で兄2人をエイズで亡くし、その家族も引き取った。3家族分20人以上の大所帯を食べさせていかなくてはならない。生業は家具とレンガ造り。1100ドルと融資額は大きいが「(担保は)家と土地がありますよ」。
[シーン3]街のネットカフェでKivaについたコメントを読むグレースさん。コメントをつけたサンフランシスコ在住プログラマーのネイサンさん。PBSは両方に同時取材をかけた。ネイサンさんは既に70件の融資を行っている。
[シーン4]グレースさんは融資希望者の篩い分けを行う互助会「Life in Africa」のアシスタントDになった。この団体は融資希望者が週1回野外に集まって、全員で誰にいくら貸していいか、信用できる相手か、挙手しあって決めている。なるほど。
モリーさんは275ドル要る。その理由を青年がみんなに説明する。「モリーに貸すのはいいけど息子は雇っちゃいかんね。10年前に学校退学したじゃないか。会社の金取ったり、商売台無しにしかねないよ」と中の一人が言って大笑いになるが、「うーん、あれは授業料がなくてやめたんですよ」と青年。275ドルは無事サイトに掲載に。
[シーン5]それを地球の裏側で見守るKiva本社。「調達は平均2.5日かかりますから、週の終わりには集まるのでは」とフィオーナ・ラムゼイ事業課長は見通しを語る。速い。本社スタッフは7人だ。PayPalから転職したプレマル・シャー(Premal Shah)社長はこう語っている。
「基本的に人は銀行よりベター(善)なのです。銀行は人の感情を評価しないのでマイクロファイナンス融資より利息が高くなる。でも人はもっと人に対して優しい(寛容な)ものです。あとネットの場合は設備も支店も要らないのでクレジットカードさえあれば決済はPayPalがタダでしてくれますし」[シーン6]サンフランシスコ在住の貸主。「ゲイツ財団やロックフェラー財団の真似事を僕なりのやり方でやってるんですよ」
[シーン7]Kiva共同創設者ジェシカ&マット・フランネリ(Jessica & Matt Flannery)夫妻のウガンダ訪問に同行。抱擁で迎える男性は最初の現地コーディネーター(このfield workerが一番重要)だ。融資希望者第1号となった7人をジェシカさんは「Seven Dream Team」と懐かしく覚えている。
マットさんが携帯で撮った写真をウェブに送っている(携帯はノキア? ウガンダは電気より携帯電話の方が安定している。マイクロソフトとノキアが携帯からウェブを更新できるシステムを試運用中)。
***
で、私も5人に投資してみた。借り主は、あんまり深く考えずパパッと決めた。目が半開きの写真とかもあってオイオイだけど、借り手は文豪でも写真家でもないからね。それにしてもいざ貸そうと思ってから国の立地を地図で確かめたり、「戦争はあるんだっけ?」「どうして戦ってるんだっけ?」…自分の無知に呆れた。
[過去エントリ]
途上国の起業家に誰でも小口融資できるP2Pのマイクロファイナンス:Kiva.org - 2007.03.20.
Kivaブーム!: Kiva.org In Shortage of Businesses in Need - 2007.09.08
ご無沙汰でーす。
ReplyDeleteKiva で投資されたんですか。
いいですね~。
私も、数ヵ月後には余裕がちょっと出来てきそうなので、投資してみたいですね。
私信:
月給取りに近い立場で外国で仕事をする事になりそうなので、最近バタバタしてます。
ウェブからも(物理的に)切り離されてしまうかも?ですが、また読みにきますので宜しくです。
ブログもなるだけ更新したいですが、どうなることやら。
わ、海外はどちら?
ReplyDelete場所によってはマイクロブロギングが気軽かも。ご本業も忙しくなりそうですね。
1回原稿全部とんで忘れないうちに記憶で起こしたんですが途中で眠くなってタイポが…今なおしました(汗)
さっき早速、「メキシコの自動車修理工さん満額集まったんで今から現地の銀行が届けにいきますよ」というメールが…。「残り150ドル」とあるからポンと出しちゃおうかと2分ぐらい迷って50ドルにケチった相手ですね…(小さいな、私)。一晩の間に私みたいなのが2人出てきた?
あ、あとね、文末に「コメントつけたげよう」ってリンクある横に自動翻訳専用リンクもあるのだよ。自動翻訳の何たるかを知る私はちょっと怖いけど。
どもでーす。
ReplyDeleteどこかに行くかはまだ決まってませんが、「神村的日常」で謎掛けしつつご報告するつもりです。 :)
とりあえずは「本業」ゲットなのですが、今までやってきたことは少しずつでも続けていきたいですね~。
しかし、kiva は動きが速いですね。
少しでも援助ができるって、良い事ですね!
ああ、このブログからちゃめさんが抜けたら一体誰がコメントつけてくれるって言うんでしょう…いつも本当にありがとうございました(まだくるって?w)。
ReplyDelete今日はこの方とこの方に銀行が届けにいったんだって!
レバノンに縁はないんだけど、たまたま一番上のページにいた2人で、「同じ国の人って気になるだろうなあ、あっちには投資して何故こっちには…って落ち込んだら困るなあ」と思って2人ともに…。誰も気にしちゃいないとは思うんだけど。
ちわ~
ReplyDeleteあらら、こんな展開になっていたとは!
常連のちゃめさんも海外か~
どっからコメントしてるかわからない状態というのもいいかもね(笑
Kivaといい、UC BerkeleyのYoutubeビデオ講義公開といい、フラット化を実感する今日この頃。上の記事のインド少年の話だって、途上国の少年であっても不思議はないし。