米大非常勤教授の時給はマクドナルド以下。フードスタンプ暮らし:US Adjunct Professors on food stamps



Over three quarters of college professors are adjunct. Legally, adjunct positions are part-time, at-will employment. Universities pay adjunct professors by the course, anywhere between $1,000 to $5,000. So if a professor teaches three courses in both the fall and spring semesters at a rate of $3000 per course, they’ll make $18,000 dollars. The average full-time barista makes the same yearly wage. However, a full-time adjunct works more than 40 hours a week. They’re not paid for most of those hours. >> Read more on Salon

アメリカの大学教授の4分の3以上は非常勤教授である。非常勤は法的にはパートタイムとされ、退職・解雇も自由という待遇だ。

大学は非常勤教授にはコース単価で報酬を払う。相場は1コース大体1000~5000ドル(11~55万円)。つまり秋と春学期に1コース3000ドルで3コースずつ受け持つ教授の収入は18,000ドル(197万円)で、フルタイムのバリスタの年収と変わりない。フルタイムの非常勤は週40時間以上働く。が、その時間給が払われることはない。

「3単位のコースだと、講義中の時間給しか支払われないんです」と語るのは2008年からサンタ・フェで非常勤で教鞭を執るMiranda Merkleinさん。「だから他の仕事は全部ボランティアなの。 オフィスの残業もフリー。成績つけるのもフリー。欠席するとどうなるか学生に説明するのも無賃労働なので、こういう仕事を賃金泥棒だって言う人もいるほどです。だってこれやらないと仕事は成り立たないから。払われなくても、やるしかない。やらないっていう選択肢はないんですからね」

[...] インディアナのある教授は匿名を条件にSalonからの取材にこう答えてくれた。「非常勤の駆け出しだった頃、一度時給を計算してみたんですよ。そしたら国の最低賃金の水準よりまだ低かったので、もうそれきり考えるのはやめにしました」

「みんながみんなそうとは限らないけど、僕は自分の教えるコースの内容は自分で決めたいんです。ところが月曜から新学期なのに木曜になるまで何コース受け持つかもわからないなんてこともあります。ある夏には始まる3日前になってEnglish 102の受け持ちをポンと任されました。ゼロから始めなきゃならない。教科書もない。それからシラバス組むのに1日16時間3日ぶっ通しで働いてやっと間に合わせました。学生とは常に連絡とれなきゃならない。メールの返事も24時間以内で当たり前。常時スタンバイ。 それが好きでやってる仕事なので別に後悔はしてないけど、このスタンバイ時間まで含めると、もうやってられませんよ。時給50セント(55円)なんです」

[...]アメリカの非常勤教授のうちバイトを探す人は実に半数以上にのぼる。が、探しても見つからない人もいる。高学歴の人を雇ってくれるところはどこにもない。狭き門なのだ。

アラバマで非常勤として教えた経験者のNathaniel Oliverさんは、当時年収12,000ドル(131万円)だった。「最低賃金もらえる職場よりさらに低い賃金で働かされているのはわかっていても、学が高すぎて最低賃金のところでは働かせてもらえないというトラップにはまってしまうんだな」

この落とし穴に陥って、ホームレスになった教授もいる。Oliverさんはフードスタンプ(生活保護)で食いつなげただけ、まだ「ラッキー」な方だと言う(フードスタンプは米国の生活保護。これが非常勤教授の動かしがたい現実)。

テニュア(終身雇用)とアジャンクト(非常勤)で天地の差。


[Salon]

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