BBCがうっかり放送して削除した映像、らしい。
米英ウクライナは「MH17は親ロシア派のブークSA-11地対空ミサイルで撃ち落とされた」と言ってるけど、現場の村人は動画で「軍の戦闘機が隣を飛んでいた」と言っていて、ロシアが事故直後に発表した「レーダーにマレー機に接近するウクライナの爆撃機Su-25が2機映っていた」という話とほぼ一致。
もしかしてこれが空から撃ったんじゃないの、コックピットに蜂の巣状に残ってる弾痕もミサイルのじゃないしって話まで出てきて、事態は混迷を深めるばかりなり。
(訳)
ボーイング機から回収されたブラックボックスはようやく専門家の手に回されました。しかし、これでどれぐらいの真相がわかるんでしょうか? 記録に残っているのは事故当時の緯度経度、進行方向、あとは爆発音ぐらいです。事故の原因までは教えてくれません。
現場の村の人たちに話を聞いてみました。みな事故直前に空を飛んでる軍の飛行機を見たと言っています。ボーイング機を撃墜したのは戦闘機だったというんですね。
村人A「空中では二度爆発が起こりました。こんな風に割れて、こんな風に爆発しました」
村人B「もう1機、別の飛行機も飛んでたわ」
村人A「そうそう、軍のね。隣にいて、みんな見ましたよ。民間機の前方すぐ下を飛んでました」
村人C「爆発音が何度かしたけど、どれも空中です。空から音がしました。で、その飛行機はこんな風に急旋回して、方向転換して、あっちの方角に飛んでゆきました」
以上の証言を、ウクライナ政府は否定しています。ロシアの方角から飛んできた「BUK」発射ミサイルで撃ち落とされたというのが政府の見解です。
政府の人「BUK M1で撃墜されたんですよ。7月17日早朝ウクライナに運ばれてきました。 ドネツクの街にトラックで輸送されたんです。その後、ドネツクからソネダエ(Snezhnoye、Соледар)の軍に配備されました」
ウクライナ保安庁は「BUK」ミサイル発射の証拠という写真・動画も公開しました。早速、取材班はその情報が正しいかどうか調べてみることにしました。写真の1枚は、Torez市からそんなに遠くない場所で、「ミサイル発射場所」から煙が立ち昇ってる風景写真です。探したのはそこです。
今いるのが、そのTorez市近郊の現場です。この私の後ろに見えるのが、 ウクライナ保安庁が発表した写真と同じ風景ですね。煙の出元はポプラの木と並木を目印に探してみました。たぶん、ここがそれです。あちらに見えるのが、煙の出元。「BUK」ミサイル発射地点という話でしたが、実際訪れてみると、Saur-Mogila墓地があるだけです(2:40)。
この辺りは、いつ果てるともしれない戦闘地域です。どこから煙が出てもおかしくありません。付近の野原を回ってみましたが、ミサイル発射の痕跡はどこにもありませんでした。道で会う村人に尋ねても「BUK」を見た人は誰一人いませんでした。
これは戦闘機に狙われ廃墟と化したSnezhnoye市内のアパートです。民間機を先導していた戦闘機から爆弾が投下され、民間人11名が死亡しました。
3:12 「戦闘機は民間機を盾に使うんだ。今はさすがに飛んでないけど、普段は上空を民間機が飛んでいる。その影に隠れるのさ。スタキャンスク(政府軍が占拠した元親ロ反乱軍拠点)はその背後から出ては隠れる、という動きを見せている」
地元の武装勢力の司令官は、高高度を飛ぶ戦闘機を撃墜できる武器は持っていないが、もし仮にそんな武器が手元にあったら撃墜を試みていたかもしれない、と話しています。
「民間機じゃないとわかっていたら、やるさ」(訳註: 事実その後、Savur Magila墓地ではウクライナ軍機が2機撃ち落とされた)
マレーシア機は、軍用機と誤って撃ち落とされてしまったのか? 現段階では確たる証拠はなく、YESともNOとも言えません。残骸から集めた情報をもとに国際調査団の調査は今始まったばかりです。 - by Olga Ivshina
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