親父には早く死んでほしい:I Hope My Father Dies Soon by Scott Adams

"I Hope My Father Dies Soon" by Scott Adams

"I Hope My Father Dies Soon"

by Scott Adams, Nov 23, 2013



親父には早く死んでほしい。

事と次第によってはこれ読んでる人にも、苦しんで死んでほしい。

どっちも100%本気だ。


父親は86歳。死んで埋められる(本人言)最終進入路に入った。心の98%はもうこの世にはない。残されたものはただ、来る日も来る日も、もしかしたら来る月も来る月も病院のベッドで寝て暮らす不快な時間だけだ。細かいことは書かないが、それは生き地獄に限りなく近い。

親父が猫だったら、とっくの昔に永眠させてる。させても後から後悔して「早過ぎた」なんて絶対思わない。

遅過ぎることはあっても、早過ぎることなんてない。父はなけなしの遺産で月8000ドル(80万円)払って、このいつ果てるともない苦しみの状態に繋がれている。こんなみじめな金の使い途がどこにある。

できることならこの手で苦しみを終わらせて、尊厳のあるやり方で送ってやりたい。だが政府は、僕にはその権限がない、医者にもないという。つまり政府がやってるのは事実上、僕の父親を死ぬまで拷問にかける行為に他ならない。

僕は生まれつき愛国心のある人間だ。この国は好きだが、政府は? もう愛想が尽きた。

はっきり言う。

安楽死に反対票を投じた政治家、これから投じる政治家は、せいぜい長く悶え苦しんで死ぬがいい。殺してやりたい。罰が怖いからそんな真似はしないが。血みどろになる姿を見たら清々するだろう。父を拷問にかけてるのはおまえらマザーファ◯◯ーだ。恨むよ。

安楽死反対には真っ当な理由もあるのはわかってる。遺産遺産に目が眩んでばあちゃん早死にさせる強欲な遺族が出るのも想像に難くない。もっともな論点だが、他国では安楽死が合法化されてるのにそういう問題はあまりないではないか。病院・警察もあるんだし。

倫理や現実的理由で安楽死に反対する人は構わないが、そういう考えで1票を投じた人は別だ。長く悶え苦しんで死んで欲しい。なぜって父を拷問にかけてる政府の共犯だから。いつ僕も拷問にかけられるかわからないし。

あと何年か経てば心境も変わってるかもしれないが、今は気持ちが荒んでどうにもならないのだ。安楽死に反対する政治家を全員ひとまとめに、何ヶ月も悶え苦しむ死のスパイラルに送り込める魔法のボタンがあったら今の自分は間違いなく押してる。押しても罪の意識なんか感じない。世直しには悪者退治が要ることもある。国防でも警察でも日常的にやってることだ。それと何が違う。

この記事を風刺とかホラとか誤解する人がいると困るので、もう一度繰り返す。安楽死を違法のままキープする方向で行動した人、行動する人は僕の理解では、父を拷問している共犯者だ。僕がいつ父の身にならないとも限らない。長く悶え苦しんで死んで欲しい。今書いたことは、面と向かってだって言える。

政府にひと言。これからも税金は払うし、刑務所の外にいるために必要なことはなんでもするが、それだけ。もう絶交だ。


[Update: この原稿を書いた数時間後、父が永眠した]


Comments