Busker Busker - 桜エンディング Cherry Blossom Ending 벚꽃 엔딩
Busker Busker - 初恋 First Love 버스커 버스커 첫사랑
Busker Busker - 麗水夜海 Yeosu Night Sea 여수 밤바다
From my daughter's playlist.
I always scold her for listening to Korean songs, saying 'you don't even know song's meanings!' but when I listened to Busker Busker, I stopped complaining. It's like, 'wait a minute, I know what they're singing about!' Music doesn't always need lyrics to be good.
こっちのエイジアンガールはいっときK-Popに没入するらしく、娘がちょうどその真っ盛り。
朝から晩まで聴いてるので「そんなトレインとかワン・ダイレクションの丸パクリ聴くな!歌詞の意味もわからない歌聴くな!」って(昔英語もロクにわからないまま洋楽聴いてた自分は棚に上げて)怒るんだけど、このバスカーバスカーは「およん? なに歌ってるのかわかるよ」って思った。
これはあれだ、なんか好きな子のこと思って眠れないとか止まらないとか歌ってんだな、とかさ。これは桜がはらはら舞う中を好きな子と歩いて幸せで切ない感じか、とかさ。大きな海に月が揺らめいて美しい夜なんだな、とかさ。まあ、タイトル見たらそれぐらいだれでもわかるけど。後で確かめたらほぼ一致。すごい。
どういうバンドかなって思って調べたら、韓国のスーパースターK3っていうデビュー登竜門に半年缶詰にされて、最後は逃げるようにして去った珍しいバンドだっていう英文記事があって笑った。
収録中は財布も身分証も取り上げられてベッドもろくにあてがわれず食事はサラダと豆腐の超ダイエット。出演の子はみな美顔のボトックス注射を数日置きに顔にブスッとやるのが半ば義務らしく、韓国のこと全然知らなくて単にアメリカから出たい一心で彼女と一緒に幼稚園に英語教えに行ってやっと大学の英語教師の職を得たばかりだというのにアニメ専攻の学生2人(写真右・左)にドラマー病気だからって代打で駆り出されてそのままずるずるバンドやる羽目になったブラッドリー・レイ・ムーア(Bradley Ray Moore)さん(写真中央)は象のぬいぐるみ抱きしめて(ボトックスは痛いから椅子に象のぬいぐるみが置いてある)涙を流し我が運命を呪った、てな話が延々書かれている(3人ともボトックスはそれきりやめた)。
寝る間もない過密スケジュールで歌ってCM協力してインタビューも勝手に入れられて、ギャラは一銭もなし。しかも番組部内では優勝はウララセッションという筋書きにだいぶ前から決まってたんで、最後の週は「金曜の夜がきたらやっと契約切れて家に帰れる、次の日は自分のベッドで起きるんだ」と思って3人とも「人生で一番ハッピーな1週間だった」(ムーアさん)そうだ。
いざ金曜真夜中になって帰ろうと思ったら、なんか変な豪華バスが迎えにきて番組スタッフが中から「乗れ乗れ」と笑って手招きする。「どこ行くの?」ってきいても、「育成センターだ」としか答えないんで、マネージャーが言ってたのはこのことかと思って(マネージャーは「契約が終わったと思ってるのは君たちだけで会社はそうは思っちゃいない、豪華バスが迎えにくる」と耳打ちしていた)、逃げた。逃げて二徹で飲み明かして3、4日ぶっ通しで寝た。
が、人気は無視できないところまできていたのでレコード会社が契約にくる。普通韓国では契約は3年以上、売れっ子だと10年とかなのに、あんな思いはもう沢山だと思って半年にし、それも以下のような条件と引き換えということにした。
はるほど納得だなあ。顔も歌も作られた感じがしないものね。売れ筋の曲混ぜて量産したヒット曲が多い中では、すごく落ち着く。どこがどうってうまく言えないんだけど、聴き終わるとまた聴きたくなるっていうか。
[Noisey]
Busker Busker - 初恋 First Love 버스커 버스커 첫사랑
Busker Busker - 麗水夜海 Yeosu Night Sea 여수 밤바다
From my daughter's playlist.
I always scold her for listening to Korean songs, saying 'you don't even know song's meanings!' but when I listened to Busker Busker, I stopped complaining. It's like, 'wait a minute, I know what they're singing about!' Music doesn't always need lyrics to be good.
こっちのエイジアンガールはいっときK-Popに没入するらしく、娘がちょうどその真っ盛り。
朝から晩まで聴いてるので「そんなトレインとかワン・ダイレクションの丸パクリ聴くな!歌詞の意味もわからない歌聴くな!」って(昔英語もロクにわからないまま洋楽聴いてた自分は棚に上げて)怒るんだけど、このバスカーバスカーは「およん? なに歌ってるのかわかるよ」って思った。
これはあれだ、なんか好きな子のこと思って眠れないとか止まらないとか歌ってんだな、とかさ。これは桜がはらはら舞う中を好きな子と歩いて幸せで切ない感じか、とかさ。大きな海に月が揺らめいて美しい夜なんだな、とかさ。まあ、タイトル見たらそれぐらいだれでもわかるけど。後で確かめたらほぼ一致。すごい。
どういうバンドかなって思って調べたら、韓国のスーパースターK3っていうデビュー登竜門に半年缶詰にされて、最後は逃げるようにして去った珍しいバンドだっていう英文記事があって笑った。
Busker Busker (c) Noisey |
寝る間もない過密スケジュールで歌ってCM協力してインタビューも勝手に入れられて、ギャラは一銭もなし。しかも番組部内では優勝はウララセッションという筋書きにだいぶ前から決まってたんで、最後の週は「金曜の夜がきたらやっと契約切れて家に帰れる、次の日は自分のベッドで起きるんだ」と思って3人とも「人生で一番ハッピーな1週間だった」(ムーアさん)そうだ。
いざ金曜真夜中になって帰ろうと思ったら、なんか変な豪華バスが迎えにきて番組スタッフが中から「乗れ乗れ」と笑って手招きする。「どこ行くの?」ってきいても、「育成センターだ」としか答えないんで、マネージャーが言ってたのはこのことかと思って(マネージャーは「契約が終わったと思ってるのは君たちだけで会社はそうは思っちゃいない、豪華バスが迎えにくる」と耳打ちしていた)、逃げた。逃げて二徹で飲み明かして3、4日ぶっ通しで寝た。
が、人気は無視できないところまできていたのでレコード会社が契約にくる。普通韓国では契約は3年以上、売れっ子だと10年とかなのに、あんな思いはもう沢山だと思って半年にし、それも以下のような条件と引き換えということにした。
- 全部曲は自分で作ること(チャン・ポムジュン作詞作曲)
- 楽器は自分の楽器を弾くこと
- 製作スタッフは自分たちで選ぶこと
- 事務所は韓国芸能界の中心地・江南から遠く離れたソウルから50マイル郊外の天安(Cheonan)に置くこと
はるほど納得だなあ。顔も歌も作られた感じがしないものね。売れ筋の曲混ぜて量産したヒット曲が多い中では、すごく落ち着く。どこがどうってうまく言えないんだけど、聴き終わるとまた聴きたくなるっていうか。
[Noisey]
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