2013年最悪の職種は新聞記者(米調査):Newspaper reporter is ‘worst job’ in 2013



米就職情報サイトCareerCastが選ぶ「2013年ワースト職種ランキング」で、木こり、掃除作業員、ごみ収集、バス運転手、油田作業員、検針員を抑えて新聞記者が堂々のワーストワンに輝いた。

調査は今年で25年目。分析では200の職種を対象に、労働省、職業安全衛生局、業界団体の統計をもとに仕事環境・収入・支出・ストレスなどの要因を総合評価した。「若干主観がまじるところもあるが、飽くまでもデータに導かれての結果だ」と発行人のトニー・リー(Tony lee)氏。

新聞記者は万年ランキングの下半分を推移してきたが、ここ5年は落ち込みが激しい。不人気の理由には新旧ある。

[昔からある不人気な理由]

  • 安月給
  • ストレス(締め切りに追われ、常に衆目に晒されており、なんかあるとすぐ叩かれる)
  • 時間的拘束(24時間体制。発生モノがあるとやってることを中断して飛ばなきゃならない)


[昔はなかった不人気な理由]

  • 採用減:2013年には史上初めて採用数がマイナスになった。今から2020年までは更なるレイオフ・採用減で雇用収縮は続く)
  • 仕事増:昔は締め切りは1日1回だったが、今は一日中ツイッターとかブログでヘタすると動画も撮らなきゃならない。時間同じで仕事が倍。
  • 将来に対する不安:自分の会社がいつどこに買収され、自分の処遇がどうなるかわからない。テック記者ポール・ギリンは「印刷モデルは持続性がない。10年後には消えてるだろう」と言っている。

去年はまだ油田作業員、木こり、兵士、農業従事者より上だったが、今年はあっさり抜かれてしまった。木、作物、油田、戦争は明日もあるけれど新聞は…っていうところですかね。


[CareerCast via Poynter]

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