O'Brien: HP layoffs and Facebook IPO reflect Silicon Valley's highs and lows - San Jose Mercury News: "HP long ago turned away from its history of being a place that invented things and instead embraced the modern corporate mentality of trying to build itself up through a strategy of endless acquisitions and layoffs. Starting with the Compaq merger in 2001, HP has spent more than $60 billion in cash and stock to acquire at least 59 companies. In the process of growing from 88,000 employees to nearly 350,000, the company has announced job cuts over the past decade that could top 120,000 come Wednesday."
HPはとっくの昔に発明の場という伝統から離脱し、代わりに買収と人員削減をエンドレスに続ける戦略で生き延びる現代企業型メンタリティの会社になった。2001年のコンパック合併以来、HPは少なくとも59社の買収に600億ドル以上のキャッシュと株を注ぎ込んだ。社員88,000人から35万人近い会社に成長し、この10年の間に雇用削減も何度も発表してきたが、来週水曜には最大の発表がくる。
フェイスブックIPOの前日、「ヒューレット・パッカード(HP)が来週にも最大3万5000人のレイオフを発表する見通し。噂が本当ならシリコンバレー史上最大」というニュースが流れた(以下、San Jose Mercuryより)。
世界最大のパソコンメーカーも最近はモバイルに吸い取られ収入・利益が落ち込んでいる。HPは1986年にサンノゼマーキュリーが集計を始めて以来ずっと収益ベースでシリコンバレー最大の企業だったが、去年はついに従業員数6分の1のアップルにその座を奪われた。
2010年8月にはマーク・ハードCEOが契約社員へのセクハラで経費を不正請求した疑いで辞職し、後任レオ・アポテカーCEOも刷新案の評判が芳しくなく11ヶ月で解任され、昨年9月に元eBay CEOのメグ・ホイットマンに交代。トップがくるくる交代する中、今年第1四半期の利益は前年同期比44%減、3主要部門で軒並み売上が落ち込んだ。大型レイオフ計画は来週水曜の第2四半期決算報告で発表される、という噂(HP側はノーコメント)。
気になる削減規模だが、HPの匿名ソースからBusiness Insiderが仕入れた数字は全社員35万人弱のうち10%以上。これに対しWSJのAllThingsDは2.5万~3万人規模となる可能性の方が高い、と伝えている。一番打撃を被るのはPC&プリンター部門で、中国とR&Dはセーフっていう話。
ホイットマンCEOが3月スタンフォード大学の講演で明らかにした米国内の従業員数は87,500人で、うちカリフォルニアは16,000人。パロアルトとクパティーノ合わせて5,000人。
[San Jose Mercury News, NYTimes, WSJ]
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