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Look at the print newspaper ad revenue nosediving since the turn of the century. Dr. Mark J. Perry of University of Michigan made this chart based on the annual and quarterly data published by Newspaper Association of America. What comes next?
昨年、アメリカの新聞広告収入は過去60年で最低となった。これはアメリカ新聞協会が発表した統計を元に、ミシガン大学フリント校スクール・オブ・マネジメントのマーク・J.・ペリー経済金融学教授が過去60年の新聞広告年間総売上の推移をグラフ化したものだが、21世紀に入ってからの落ち込みが半端ない。以下、博士の説明。
1950年から2010年までの分は年間統計、2011年の分は同協会の出した四半期統計から外部団体が出した予測値で補った。グラフではインフレ率を加味し、2011年のドルの価値で表示している。
2011年は推定207億ドルで、ちょうど60年前の1951年(195億ドル)以来最低。 新聞広告売上が過去60年で最低という事実以上に驚きなのは近年の落ち込みの激しさだ。昨年広告売上(約210億ドル)はわずか4年前の2007年(460億ドル)の半分にも満たず、2000年(640億ドル)の3分の1にも届かない。
オンライン広告が紙の新聞の広告にプラスになってはいるが、オンラインと紙を合わせても2011年広告収入は226億ドルにしかならず、1954年に紙広告に費やされた支出(225億ドル)を辛うじて上回る程度だ。
経済的教訓:シュンペーター(Schumpeterian)が唱えた創造的破壊の疾風がここにも。
Update: 見方を変えると、「新聞広告の年間売上は1950年の約200億ドル(インフレ計算後)から2000年の635億ドルになるのに50年かかったが、635億ドルから元の約200億ドル(2011年)に戻るのにはたった11年しかかからなかった」という言い方もできる。
Although with much milder degrees of loss, Japanese newspaper's annual ad revenue is also declining. See the chart created by Garbagenews.com last year from the data released by Japan Newspaper Publishers and Editors Association.
日本も減ってる。以下は日本新聞協会が発表したデータをもとに去年Garbagenews.comがまとめたグラフ。世界で最も危機的状況のアメリカの新聞ほどじゃないけどね。
Amount companies paid for Newspaper ad in Japan ( in 100 million yen. not adjusted for inflation) 企業が払う新聞広告費 (c) Garbagenews.com |
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