Data from Apple Form 10-K (c) Stephen Rosenman |
A whopping $54 billion of Apple's $82 billion cash and investments is in offshore accounts. It isn't coming here: The giant 35% U.S. corporate tax has created an artificial divide between U.S. and foreign holdings, a divide which cannot be easily bridged. - SeekingAlphaアップルの手持ち現金は増えるばかりだが、そのほとんどは海外支社に貯め込んだ外貨なことがSeekingAlphaの調べでわかった。
上のグラフはアップルがSEC(証券取引委員会)に提出した10-Kフォームのデータを基にSeekingAlphaが作成したもの。赤が米国内、青が米国外だが、ご覧のようにここ3年は米国と海外の差がものすごい勢いで広がっており、2011年現在アップルの現金残高820億ドル(6.3兆円)のうち540億ドル(4.2兆円)は外貨なのである。
なぜ海外?
海外の売行きが好調なこともあるけど、やはり大きいのはアメリカの法人税だ。仮にこの青の部分の膨大なお金をアメリカに戻すとオバーマに35%も法人税をもってかれちゃうのだ!
そんなわけで米国の税制が変わらない限り当面この差は縮まりそうもなく、アップルはアメリカ企業なんだけどアメリカで動かせるお金は3分の1、配当も株買い戻しも米企業買収もこの3分の1の範囲でしかできない計算。
グラフをまとめたスティーヴン・ローゼンマン氏は「このままいけば2013年には海外と国内の比が3:1になるだろう」、「アップルは今後もっと海外の企業を買収する。極端な話、4、5年後には資本が手近にある海外にアップル本体も移転が必要なんてことにもなりかねない」と書いてるよ。
[SeekingAlpha.com]
明けましておめでとうございます。
ReplyDeleteこれは。。。
意味深なデータですね。
アメリカって、法人税が高いんですね?意外と。
そうそう。堀田佳男氏の記事「法人税をほとんど払わなくなった米企業 コーポレートランドの実像:ロビー活動が利益を生み出す」にある通りなのだけど、あんまり意識されてない気がします。
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