IMFハック被害で世銀リンク遮断:IMF Hit by Cyberattack


The concern about the attack was so significant that the World Bank, an international agency focused on economic development, whose headquarters is across the street from the I.M.F. in downtown Washington, cut the computer link that allows the two institutions to share information.
攻撃の影響は深刻で、経済開発の国際機関である世界銀行(本部はワシントン都心のIMFの向かい側)がIMFとの情報共有に使うコンピュータのリンクを切断したほどだった。― Sophisticated Cyberattack Is Reported by the I.M.F. - NYTimes

国際通貨基金(IMF)本部(ワシントン)のサーバーが侵入された。IMFが水曜スタッフと理事に内々に伝え、NYタイムズが報じた。

それによると「高度かつ深刻な攻撃」(高官数名)で、発生は数ヶ月前、ドミニク・ストロスカーン理事が性的暴行容疑で逮捕される前から、らしい。

IMFはポルトガル、アイルランド、ギリシャの救済施策を中核で推し進める機関で、いろんな国の機密情報も抱えているため、そのデータベースの情報が漏れると市場を動かし兼ねない。世銀広報は「攻撃の性質と規模が把握できるまで大事をとってリンクを絶った」と話してる。IMFはほとんどの国が加盟国(187ヶ国)なので、攻撃のソースがどの国かは高官も答えてくれなかった。

攻撃の手口は、悪玉サイトのリンクにクリックを誘導したり、受け手のネットワークへのオープンアクセスを開く「spear phishing(スピアフィッシング)」の可能性が高い。獲物が明確にあって、というより、とりあえず何があるか探りを入れてきた可能性もある。

ロッキードマーチンのハックと違い、3月のRSA侵入とは関係ないみたいだけど…

FBIが捜査中。

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