太り過ぎて戦争に行けない若者急増(米):Too Fat to Fight? Obesity Threatens Military Recruiting - NPR

(c) WALL-E (via ER Drama)

"Overall only 1 in 4 of our young adults between the ages of 17 and 24 is eligible for military service," says Rear Adm. Jamie Barnett (ret.). Obesity is one of the main reasons, he says.

「兵役適格者は17歳から24歳の若者の4人に1人だけ。主な不合格理由のひとつが肥満だ」(ジェイミー・バーネット少将) - NPR

第二次世界大戦当時は、アメリカでも志願できる若者の4割以上が栄養失調だった。

そのため戦後、軍部のリーダーは米議会に働きかけ、全国学校給食法(1946年制定:解説)を通過させ、子どもに充分な栄養を補給し、貧富の差に関係なく教育が受けられるようにした。

あれから64年。平均身長が1.5インチ(38mm)伸びたはいいが、「太り過ぎで戦えない」兵士が急増し、国家安全保障上の脅威になっている。

肥満で徴兵審査にパスできなかった若者は1995年の12%から2008年には21%に急増した。それ以外の採用見送り理由は「高校卒業資格がない」、「前科者」など。毎年1200人以上が体重で不採用になり、代わりを探して勧誘・訓練するのに1人5万ドル(総額6000万ドル)もかかるという。

米政府保健機関によると、17~40歳の40%以上が体重過多・肥満の州は10年前はたった1州だったのに今は39州もあるらしく、ケンタッキー、アラバマ、ミシシッピーに至っては若者の過半数がウォーリー化している。

[Too Fat to Fight? Obesity Threatens Military Recruiting - NPR]

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