チョコ1個のよろこび:The Power of Chocolate

 

After begging dozens of times, Gizmodo Japan got a box of chocolate on Valentine's Day.  From a sweet mind at Japan naval base. Disappointed? Far from it. They're ecstatic!

まさか日本人口127,288,419人で1個とは、送ったご本人も思ってなかったろうなあ…。

米誌スミソニアン「チョコレート小史」によると、チョコレートの起源は南米アステカの「xocoatl」で、元々はカカオ豆を煎じたほろ苦い飲み物だった(後のラテン・ギリシャ語「Theobroma cacao(神の食物)」)。甘くなったのはスペイン侵略後。

オルメック人やマヤ人も飲んでたし、昔は豆を捨て果汁でお酒も造った。ペンシルバニア大が昨年11月発表したところによると、ホンジュラスから出土した紀元前1400年の壺にはカカオの痕跡も残っていたそうだ。

マヤ人もアステカ人もカカオ豆には魔法の神秘的効用があると信じ、生・死・結婚の神事に使った。アステカでは死ぬ前にとても踊ってられないほど落ち込みの激しい生贄がいると、チョコレートを飲ませて気分を高揚させたという(『The Chocolate Connoisseur』より)。ギズ編集部がチョコ1個であれだけ喜び手を叩くのも無理ない話なのである。

Comments

  1. Carol OffのBitter Chocolate(邦題:チョコレートの真実)も、マヤ・アテスカあたりまではワクテカで読んでたんだけど、コロンブス後の展開は「神の食物」から「悪魔の食べ物」の様相でゲンナリ。何事も度を越すといかん。1個がいいんだよーん。

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  2. アステカ王モクテスマ2世(Montezuma)は、スペイン人のエルナン・コルテス(Hernando Cortes)を侵略者とは思わず、白い神ケツァルコアトルの再臨と思ってショコラトルで鄭重にもてなしたそうで…。太陽に人身御供やめない王も王だけど、虐殺しまくるコルテスもコルテス…。 昔は生贄の心臓を取り出して空洞にカカオの鞘を詰めたとか読むと、植民地化もそうだし、どこが神だよ~、とか思っちゃいますよね。

    フェアトレード気にするアメリカ人は自宅で育てたがったりするんですけど、なんせ赤道に近くなきゃ育たない豆なので認定のチョコ買うぐらいか…

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