iPhone版「クレージーな人達に祝杯をあげよう」:Here's to the crazy ones - iPhone parody




Here's to the crazy ones.
The misfits. The rebels. The troublemakers.
The round pegs in the square holes.

The ones who see things differently.
They're not fond of rules.
And they have no respect for the status quo.

You can praise them, disagree with them, quote them,
disbelieve them, glorify or vilify them.

About the only thing you can't do is ignore them.
Because they change things. -Think Different, Apple

クレージーな人達に祝杯をあげよう
厄介者、反逆者、トラブルメーカー、四角い穴に打ち込まれた丸い杭
世の中を違った目で見つめる人々
彼らはルールを嫌い、現状を肯定しない

誉めるのも、反論するのも、引用するのも、
信じないことも、讃えることも、けなすこともあなたの自由だ
ただ、1つだけできないのは、彼らを無視すること

なぜなら、彼らは物ごとを変えてしまうからだ

-訳・林信行氏(全訳&解説




[おまけ]100ドル払い戻しのパロディー

"[...]Therefore, we have decided to offer every iPhone customer who played by the rules and still experienced problems with the iPhone software update an electronic coupon which can be redeemed for ten free minutes of calling time on the AT&T network. Details are still being worked out and will be posted on Apple's website next week. Probably it will involve downloading another software update. -[...]そこで当社では、規則に従っているにも関わらずソフトウェア・アップデートで問題が起こったiPhoneカスタマー全員にAT&Tネットワーク無料通話10分の電子クーポンを還元することに決めました。詳細は現在検討中ですが決まり次第、来週にもアップルのサイトに発表します。尚、クーポン還元にはソフトウェア・アップデートが再度必要となる場合もあります" -FSJ(偽ジョブズ

iPhoneアップグレード騒動も復旧法が分かって一段落。アンロック野放しにできないのはわかるけど、いざ予告通りロックダウンされると人の気持ちというのは複雑に反応するものだ。まとめると;
  1. 独占契約のAT&T以外の通信キャリアで使っていた人は再アクティベーション画面から出れなくなる(半ブリック化)
  2. アップル非公認のサードパーティーのアプリは一掃され、場合によっては(1)に
  3. 正式なAT&Tの通話契約で非公認アプリ非搭載で使っていた人にも一部で被害発生
最初に騒いだのはTwitter利用者たちで、パパと野宿して一番乗りで買ったスコーブルJr.のiPhoneが使えなくなった。同じくSF野宿組のiPhone信者・ラム編集長も4GB、8GBともに使えなくなり、iPhone評価を「買うな」に修正、賛否両論のコメントが300個以上ついた。詳しくはshiroさんの「アンロックされた iPhone は警告どおり使えなくなった」、「アップルの新製品 iBrick」(暇な人は「アップルよ、携帯電話会社のような考えはやめよ」もドゾ)。

個人的には、1はアンロックした側の確信犯、2はサードパーティーという認識がなかった人がかなり気の毒、3はアップルのNGなんだから早急に対応すべき、という感じですね。

通信電話会社の統制に比べたら音楽、放送、映画業界の統制なんて赤子のようなもんだ、という話もある。ジョブズ氏が“コントロール・フリーク”なのかAT&Tがそうなのか私には判断がつかない(追:やっぱアップルのビジネス判断かな…)。携帯版ウィルスの蔓延にどう対処するか、という問題もあるしね(追:アップグレード我慢するiPhone 1.0 foreverな人が増えるとそっちが危ないが)。

ただひとつ、通話料キックバック自体はOKなんだけど、別の電話会社が良い場所だって多いわけで、例えばアメリカでもアラスカ、バーモント州なんてAT&T使えないからiPhone利用者は全員アングラだ。それを承知で買ってくれた人たちに「ルール破って買った愚か者め~、使えなくしてやる~」はかわいそ過ぎる。やっぱり通話会社はSIMカード1枚で簡単に乗り換えできるようにした方が消費者はハッピーだろう。グーグルが無線周波数帯買って通信キャリアになりたがる気持ち、今回のブリック騒動を見て本当によく分かった。

それにしてもこういうことが起きると決まって、
  • 「ダメと言ってるのに、やったあんたが悪い」と考えるタイプと、
  • 「ダメと言ってるのに、何故みんなやるんだろう」と考えるタイプ
にきっぱり分かれるのは面白い。あ、因みに動画(上)は動画(中)の名作CM「Here's to the Crazy Ones」の映像をiPhoneハッカーに入れ替えたパロディーですね。

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