トラフィック解析中毒が広まっている:Obsessing With Traffic Stats

You're not the only person who does this....
There are two kinds of bloggers: those that obsess about their Technorati rankings, and those that lie and say they don't. -Guy Kawasaki, "On the Web, audience size matters"

It’s an addiction only surpassed by that “send & receive” button on my email client. - Yaro Starak, "Obsessing With Traffic Logs"


「ブロガーには2種類ある。テクノラーティ人気ランキングに憑りつかれた人、自分は憑りつかれてないと嘘をつく人だ」-ガイ・カワサキ氏、San Jose Mercury

「これに勝る中毒はメールの送受信ボタンぐらいだろう」 -豪ブロガー、ヤロ・スタラック

部数や視聴率を気にするのは新聞・雑誌・TVだけじゃない。今はブログ、ポッド、ビデオブログ、SNS…で誰でも多かれ少なかれトラフィック解析にハマってる。

YouTubeでは日に6万5千件の新規動画が上がり(昨年)、テクノラーティでは毎日12万のブログが生まれ、Podcast Alleyでは3万のポッドがカウンタ使ってる。「みんな発信と解析に忙しくて人のもの味わう余裕なんか無いんじゃ?」というMercuryのオチは、本当にその通りだなーって思う。

「月間○○万人届かないと広告が取れない!」という切実な動機がある編集者や広告営業は朝から晩までトラフィックから目が離せなくて当然だけども、そうじゃない人も仕事の休み時間とか移動の合間、あと朝一番とかツイ見ちゃうものらしい。

リアクションを見て次の一手を考える、というのもあるけど、純粋に「楽しい」というのが一番の動機みたい。減ると減ったで落ち込むし、増えると増えたで上昇曲線の延長線上に脱サラしてる自分がよりいっそうクッキリ見えて…。笑

あと、ソーシャルネットワークは「友だちリスト」という悩ましいメトリックスがあるしね。あれって10代の敏感な年頃はたまんないだろう。まあ、バラック・オバマ候補とヒラリー・クリントン候補もMySpaceでバディー稼ぎに火花散らしてるようだし(絶対投票場いかないようなのばかり混じってる!笑)、年齢、知名度の大小に関わりなく他人の目は気になるものかもしれないね(政治家はそれが仕事だが)…。

余談だが、このオバマ候補のMySpaceの基本データが律儀で泣ける。特に2項目め。
Status: Married
Orientation: Straight
Ethnicity: Black / African descent
Zodiac Sign: Leo
Children: Proud parent
Education: Post grad
Occupation: US Senator

(Source: www.myspace.com/barackobama)

そうそう、「足あと」と言えば昨日読んだ先見日記のS T A F F' S D I A R Yが面白かったな。-仕事の依頼のメールに2日間返事がなくて「禁断のmixiステータス」を見たらば「8時間以内」にログインしている。ガーン。という話と、逆に自分が原稿遅れ気味の間は先方に見つかるとマズいのでmixiやブログの更新を控えてしまう、という話ね。ははは。

そうなのよね。Gmailのログイン・ステータスが見えるのだって十分嫌なのにTwitterなんて。死んでもやるか!笑

Comments

  1.  はははっ。
     これは面白いですね。

    >「禁断のmixiステータス」を見たらば「8時間以内」にログインしている。

     電話して確認すればいいのになぁ。
     こうして疑心暗鬼が広まってゆくのでした(笑)。

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  2. 相手が有名人だと電話もかけづらいだろうしねー。ちっちゃな数字にグラグラ振り回されてるところがかわいいなーと思って。笑

    こういう水面下の言葉にならない心理的駆け引きをドラマにしたら面白そう。子どもが勝手にログインしてたとか、いろんな状況を織り交ぜて。今一番必要なドラマかも…。笑

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  3. >こういう水面下の言葉にならない心理的駆け引きをドラマにしたら面白そう。

     面白そうですね。
     どんどんあらぬ方向へ流れてしまう、っていう奴ですね。

    ・子供がログインとか…
    ・ログインしたままで、旅行に行ってしまった
    ・大事なメールは実はスパムフォルダーに入っていて、相手はメールの存在すら、全く判らない
    ・旅行先からもモバイルでログイン
    ・疑心暗鬼を募らせて、ついには暴発するメールの送り主

     設定を考えて捻りを適当に加えたら、面白くなりそうですね。 :)

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