We knew this would happen sooner or later...!
GMSV, Digg Black Market
TechCrunch , Business Week
GMSVが今朝書いていたのが①提灯ブログと②Digg売買の闇取引きの話。「来るものが来たなあ」という感じだ。
まず①の方は、ブロガーにヨイショなこと書いてもらいたい企業と「お金さえもらえば幾らでもヨイショします!」なブロガーの橋渡しをするPayPerPost社が300万ドルを調達したニュース(TC日本語版、ビジネスウィーク)。明日(米10/4)正式に発表となる。
3ヶ月前登場した時にはBusinessWeekとTechCrunch率いるブロゴスフィアに袋叩きにあった同社だがビジネスは好調らしい。これで潰れるどころか、しばらくはブログ贈賄の動きが広まりそうな気配だ。
商品をブログで紹介して紹介料をもらう。その発想自体はアフィリエイトと同じだがアフィリエイトはクリック先のURLのコードを見たらアフィリエイトかどうか識別できるのに対し、PayPerPostは「広告記事」の開示義務がない、そこが問題。報酬を受け取るブロガーは当然のことながらポジティブなことしか書けない。それって純粋に無報酬でオススメしているブロガーが褒めるたび「お金もらってるの?」、褒めれば褒めるほど「幾らもらってるの?」と疑われそうで、かなりメイワクだよね?
ビジネスウィーク誌ロブ・ホフ記者とマイケル・アリントン氏が同社投資家と創業者兼CEOテッド・マーフィーを質問攻めにしたポッドキャストはここ(53分)。「市場の方が淘汰して見分けてくれるでしょ」というPayPerPostの弁明は甘いと思うけどね。
②は、ソーシャル・ニュース・サイトDiggでトップページに入りたい人と、「金さえもらえば何でもDiggします!」なユーザの橋渡しをする組織票売買サイトUser/Submitters登場のニュース。まだ立ち上がったばかりだから何とも言えないけど、仕組みは単純でDiggしてもらいたい人(Submitters)はURLを投稿して基本料20ドルをPayPal決済、あとはDigg1回につき1ドル払う。ユーザ(Users)はDigg1回につき50セントもらえる取り決め。
不適切なURLは管理者の独断でいつでも拒否できるほか、トップページに出るかどうかは保証の限りではない。48時間以内に希望Digg数に届かない場合は全額返金するというんだが、はて?
ソーシャルニュースと言えば日本でもNewsing.jpが人気。利用規約を見ると商用・宣伝・成りすまし・複数ID取得などの禁則が明記されているんだが、こういった組織票にどう対抗していくかが今後一番の課題になりそうだ。
Tags; Digg, PayPerPost, User Submitters
GMSV, Digg Black Market
TechCrunch , Business Week
Where Digg Submitters Pay for Digg Users to Promote their Stories. And, Where Digg Users Make Easy Money. Users get paid $0.50 for every 5 stories they digg, and Submitters pay $20 plus $1 per Digg. - User/Submitters.com
GMSVが今朝書いていたのが①提灯ブログと②Digg売買の闇取引きの話。「来るものが来たなあ」という感じだ。
まず①の方は、ブロガーにヨイショなこと書いてもらいたい企業と「お金さえもらえば幾らでもヨイショします!」なブロガーの橋渡しをするPayPerPost社が300万ドルを調達したニュース(TC日本語版、ビジネスウィーク)。明日(米10/4)正式に発表となる。
3ヶ月前登場した時にはBusinessWeekとTechCrunch率いるブロゴスフィアに袋叩きにあった同社だがビジネスは好調らしい。これで潰れるどころか、しばらくはブログ贈賄の動きが広まりそうな気配だ。
商品をブログで紹介して紹介料をもらう。その発想自体はアフィリエイトと同じだがアフィリエイトはクリック先のURLのコードを見たらアフィリエイトかどうか識別できるのに対し、PayPerPostは「広告記事」の開示義務がない、そこが問題。報酬を受け取るブロガーは当然のことながらポジティブなことしか書けない。それって純粋に無報酬でオススメしているブロガーが褒めるたび「お金もらってるの?」、褒めれば褒めるほど「幾らもらってるの?」と疑われそうで、かなりメイワクだよね?
ビジネスウィーク誌ロブ・ホフ記者とマイケル・アリントン氏が同社投資家と創業者兼CEOテッド・マーフィーを質問攻めにしたポッドキャストはここ(53分)。「市場の方が淘汰して見分けてくれるでしょ」というPayPerPostの弁明は甘いと思うけどね。
②は、ソーシャル・ニュース・サイトDiggでトップページに入りたい人と、「金さえもらえば何でもDiggします!」なユーザの橋渡しをする組織票売買サイトUser/Submitters登場のニュース。まだ立ち上がったばかりだから何とも言えないけど、仕組みは単純でDiggしてもらいたい人(Submitters)はURLを投稿して基本料20ドルをPayPal決済、あとはDigg1回につき1ドル払う。ユーザ(Users)はDigg1回につき50セントもらえる取り決め。
不適切なURLは管理者の独断でいつでも拒否できるほか、トップページに出るかどうかは保証の限りではない。48時間以内に希望Digg数に届かない場合は全額返金するというんだが、はて?
ソーシャルニュースと言えば日本でもNewsing.jpが人気。利用規約を見ると商用・宣伝・成りすまし・複数ID取得などの禁則が明記されているんだが、こういった組織票にどう対抗していくかが今後一番の課題になりそうだ。
Tags; Digg, PayPerPost, User Submitters
集団diggはいかんよねー。2chみたいに「sage」機能を実装すれば、相対的に「age」てる記事に対し恣意性を疑うというリテラシーが発達するかもー??
ReplyDeleteageはsageで封じ込め…なるほどね…。
ReplyDeleteアメリカはdiggがビジター数でスラド4月に抜いたでしょ。今はサーバ落とすのはFark、Slashdot、TechCrunch、Digg。一般紙の記者もDiggしてもらえないと話にならんので記者自ら記事を書きDiggしてコメントする悲しい一人芝居が密かに拡大中…笑
user/submittersは考えてみたら単純でDiggの人が「Diggします!」って潜入したらSubmittersは一斉摘発できるんだわさ。わはは。Digg1個1ドルなんてボッタクリ、誰が認める!そんなんワタシだって朝から晩までDiggするわ~ドアホー。
PayPerPostの方が影響は深刻。でも紙媒体でもアゴ足取材はあって「広告特集」って書かなかったりするから、そういう意味ではブログの商業価値を認めた広告業界が紙と同じことをやり出したって風にも解釈できるけど…
ふーむ。
ReplyDeleteヒトが運用する以上、どこも世俗化(?)の波を避けられないのでしょうか?
ただ、ブロゴスフィアの場合は、住民が殆ど「モノ言う人たち」でしょうから、一筋縄ではいかないような気もしますね。