日本航空サンフランシスコ湾着水事故と麻生ディフェンス:Asoh Defense and JAL 2 Water Landing SFO

Right after the crash, President Yoon said three of the four Korean pilots are skilled with more than 10,000 hours of flight time and pilot error is unthinkable. But Asiana spokeswoman later revealed Lee Gang-guk, who was at the controls, had only 43 in the Boeing 777 and it was his first landing to SFO.  Yoon now admits that it was a training flight.  According to Korean Ministry of Land, more experienced Lee Jeong-min sat besides him as co-pilot. 

South Korean and NTSB investigators will jointly question two pilots today.

Asoh Defense

Looking back the history, there was another similar incident in 1968; the water landing by Japan Airlines Flight 2 into SF Bay.  It was also piloted by Captain Kohei Asoh, a veteran with nearly 10,000 hours of flight time.  In his case it was obviously human error and he blatantly admitted it.
Asoh, when asked by the NTSB about the landing, reportedly replied, "As you Americans say, I fucked up." In his 1988 book The Abilene Paradox, author Jerry B. Harvey termed this frank acceptance of blame the "Asoh defense", and the story and term have been taken up by a number of other management theorists. - Wikipedia
Unlike 1968 incident that caused no casualty, though, Asiana crash caused deaths of two teenage girls from China and 182 injuries...  Asoh Defense won't come so easily.


事故後すぐ開かれた謝罪記者会見で「機長は飛行時間が1万時間を超す熟練者」であり操縦ミスとも思えない、との見方を示したアシアナ航空社長が、「訓練飛行だった」事実を認めた

同社広報の発表では事故当時操縦桿を握っていたイ・ガンガク(Lee Gang-guk)操縦士は1万時間弱のうちB777運行経験はたったの43時間で、同機でのサンフランシスコ空港着陸は初めてだったという。韓国国土部の調べによると、飛行経験12,390時間でB777運行経験3,220時間のイ・ジョンミン(Lee Jeong-min)機長は隣でそれを眺めていたものらしい。

韓国政府と米国家運輸安全委員会(NTSB)は本日合同でふたりに事情聴取を行う。

麻生ディフェンス

飛行時間1万時間といえば、1968年にサンフランシスコ空港の滑走路5km手前に水上着陸した日本航空2便の麻生こうへい機長(漢字不詳)も戦時中は軍航空指導員で飛行時間1万時間近いベテランだった。

JAL機長の場合は、新しい自動操縦の使い方に不慣れで、濃霧の中、高度を下げていって気づいたら海面が目前まで迫っていた。

幸い神業(というか神風)のような着水で、破損するほど浅くもなく、沈没するほど深くもない、ちょうど着陸ギアが海底に届く深さだったため全員無傷で救出された。乗客も「気づいた時には海の上」というぐらいの見事なソフトランディングだった。

Asoh at NTSB hearing
(c) Historic Wings
事故原因究明で全米のマスコミが殺気立つ中、米国家運輸安全委員会(NTSB)の証人喚問に出頭した機長は事故原因を問われると、アメリカのスラングを引用し、「このあそうがファッ○アップしました(=自分の大ヘマであります)」と責任を全部ひとりでかぶってしまったため誰もそれ以上咎めず、副機長の聴取もすぐ終わった。

その素直に自分の非を認め自ら責任を取ろうする態度があまりにも稀有だったため、ジョージワシントン大学ジェリー・B・ハーヴェイ経営学名誉教授が自著『アビリーンのパラドックス(Abilene paradox)』で「麻生ディフェンス」として紹介し、以来、「麻生ディフェンス」はアメリカの法曹界や経営学の本でたびたび引用される用語として定着した。







ハドソン川の奇跡のとき「世界発の着水」として紹介された当時の映像
解説では機長が自殺したことになってるけど、それはない。無事故で定年まで務め上げられた

今回はでも、中国の女の子2人が亡くなって(うちひとりは緊急出動の車に轢かれて亡くなったという信じられないような話も出てきた!)、けが182人、うち8人は重体…そうそう簡単に麻生ディフェンスというわけにもいかないだろうね…


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