March 16, 2011

35年前GEでは福島第一原発の原子炉欠陥に抗議して社員が3人辞めていた:Japan reactor design caused GE engineer to quit

A friend sent me a link to this Seattle PI article, featuring a physicist and engineer who helped design the nuclear reactors in Fukushima Daiichi nuclear plant 40 years ago.
"I'm concerned, I'm very concerned," he says. "I have yet to see anybody from the plant who's an engineer that can actually tell us what's happening - they can't see inside there because it's highly radioactive."[...]

He says these particular plants were started up in the early '70s and were designed to last about 40 years, and many other nuclear power plants like Dai-Ichi have already been shut down in the United States.
40 years!  Not only that. As ABC News reported, Daiichi has General Electric-designed boiling water reactor with Mark 1 containment system, whose design was so flawed that three GE scientists resigned in protest 35 years ago.
Dale Bridenbaugh said the "Mark 1" design had "not yet been designed to withstand the loads" that could be experienced in a large-scale accident. - Reuters
The similar system still has 23 sisters in U.S. Germany has four and they already shut down after watching Japan's trouble.
One unusual characteristic of the Fukushima facility involves the spent fuel pools -- where fuel rods are held to cool down after they are moved from the reactor but before they are sent to long-term storage. At the Fukushima site, the fuel pools stand over the the reactors, which means there is a possibility they can spill radioactive material onto the reactors if there is a major accident, one expert said.

"It was done for convenience at a time 40 years ago when convenience as a design criteria was more significant than the safety issues," said Robin Grimes, head of the center for nuclear engineering at Imperial College in London. "It's the only reactor built in that way that I know of. It was a poor decision and we are living with the results of that poor decision. It's a really odd design." - ANALYSIS - Japan crisis a blow to GE, reactor design an issue | Reuters

It makes sense because Fukushima Daini nuclear power plant in nearby location that had deployed Mark 2 sustained the world's fourth strongest earthquake (M9.0) that struck Japan last Friday.   Of course we can't simply compare the two unless taking into account other factors, i.e. the magnitude of quake, tsunami, location, etc..

But even if GE's design flaw were found to cause meltdown, the U.S. insurers and analysts believe GE will not be held liable for Japan's disaster.
“GE’s liability for the issues in Japan as a supplier are contractually zero, we believe,” Barclays Capital analyst Robert Cornell wrote in a research note. That’s because of a long-standing channeling law that exists between the U.S., Japan and other countries that ensure liability for nuclear accidents and damage is channeled exclusively to the plant operators and the government, Citigroup analyst Deane Dray notes. - Fox Business
So much for Tomodachi...but if that's what Japan agreed with, we should clean up our own mess... My heart goes out to Fukushima 50 who are risking their lives for the rest of us.

(c) tepco via dennis.jp

友だちが送ってくれた13日付けの地方紙の記事に、40年前に福島第一原子力発電所の制御パネルと核センサすべての開発・製造を補佐した物理学者兼エンジニアのロン・カーズマー氏のインタビューが出ていた。
「心配、とても心配だ。あまりにも放射線量が高くて中は見れないので何が起こっているのか本当のことを話せる発電所のエンジニアにまだ誰にも会っていないからね」

「原子炉内部に破損はないと政府高官は言うけど、どうしてそんなこと分かるんだい」

「あの発電所は'70年代初頭に開設された。約40年もつようデザインされたものだ。アメリカでは福島第一のような核発電所はもう沢山閉鎖されている」
(訳註:アメリカには100余りの原子力発電所があるが、類似の構造を備えたものは23基

40年!と驚いて調べてみたら、なんと古いだけじゃなく欠陥もあるらしいことが分かった。

福島第一発電所の原子炉はゼネラル・エレクトロニック(GE)が設計・製造したものだが、その格納容器「マーク1」にデザインの欠陥があると70年代から専門家から指摘されていた。いくら言っても取り合ってくれないことに抗議して35年前には社員3名が会社を辞めているのだ(NYT和訳ABC News)。

そのうちのひとり、Dale Bridenbaughさんは「Mark 1」のデザインは「大規模な事故発生時に経験するような負荷に耐え切れないデザインになっている」とReutersに話している。

言われてみれば比較的新しいMarkⅡを装備した福島第二原発は第一原発みたいな惨事には至っていない。立地・震度・津波の具合も違うから一概に比較はできないけど、やっぱり原子炉の問題もあるのかも…。

福島原発で特異なのは使用済み核燃料プールだ。燃料棒は原子炉から取り出した後、長期保存庫に送る前にここで冷却するんだが、福島原発ではこの燃料プールが原子炉より上にあるのだ。つまり大災害が起これば燃料プールから放射性物質が原子炉に流れ込む可能性もあるということだと、ある専門家は語る。

「40年前の当時は、安全性の問題より利便性の方がデザインの決め手として重要だったので利便性を優先にしてこんな風にしたのです」と語るのはインペリアル・カレッジ・ロンドン核エンジニアリングセンターRobin Grimes所長。「私が知ってる中では、あんな風に建てられた原子炉はこれだけです。まずい判断でした。そのまずい判断のツケが今我々にきている。実におかしなデザインですよ」- ANALYSIS - Japan crisis a blow to GE, reactor design an issue | Reuters

でも仮に原子炉が事故原因だったとしてもGEに賠償責任は及ばないと、米国の保険会社やアナリストは強気だ。何故か?
「日本の問題に対するGEのサプライヤーとしての責任は契約上ゼロだと我々は信じる」と、Barclays Capital社アナリストのRobert Cornell氏はリサーチノートに書いている。何故なら日・米・他の諸国の間には、核事故・損害の責任は発電所の運営会社と政府のものとする、という長期に渡るチャンネリング(振り分け?)法が存在するからだとシティグループのアナリストDeane Dray氏は指摘している。 - Fox Business
友達もそんなものか…でも取り決めなら仕方ない…。残りのみんなの命を守るためホットゾーンに残ったFukushima 50の無事を祈るばかりだ。

NIRS Fact Sheet on Fukushima Nuclear Power Plant


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5 comments:

Yoshinori_K said...

今回の地震では叩いたら埃が出てくることが沢山あるんでしょうね。
いまは Fukushima 50 の無事を僕も祈りたいです。
現場の困難に立ち向かっている人たちがいる一方で、こういう事実が過去にあったと思うと、不条理を感じますね。
欠陥を無視したのも人間なら、そのツケ払わされるのも人間っていうのは、どの時代でもどこの世界でも繰り返されてきたのでしょうが。。。

satomi said...

それはすごい思ました… 自分も「原発は資源小国日本には必要」と思って深く調べもしなかったくちなので今さらFukushima50がんばれって言う資格ないです。

Masaaki Hamaguchi said...

被曝には安全な線量というものが存在しません。
自然に浴びる量であっても影響はありますし、人によって同じ放射線量でも健康に対する影響は違います。
年間被曝量の何十倍もの線量を浴びつつ、また、いつ大量の放射線漏れが発生するかもしれない劣悪な状況で作業を続けている人を見ていると、無事を願わずにはいられません。

東電が使用している Mark I 原子炉は関電では採用していないという点を見て会社の安全意識が違う様に感じます。
冷却装置が働かなくなった段階では廃炉をいとわず海水+ホウ素注入を即実行すべきところでしたが、決断できなかった点には危機感の欠如を感じます。
残念ながら人災の色が濃く、今後の原子力政策にも大きく影響してくるでしょう。
資源小国の日本が今後どうなるか心配です。

michinori said...

資源の乏しい日本に原発は必要だと思うけど、建設するには透明性の高い安全性評価システムが必要でしょう。
老朽化したシステム(安全基準の遅れも含む)を長く使った事が重大事故に繫がった要因なんですよね?
スウェーデンの原発では、電源のバックアップシステムが4系統有るそうです。
少なくとも、東北電力からの電源供給も組み込んだシステムが必要だったと思います。

オール電化などという商業プランに乗せられ電気の消費量を増やして、原発の増設に加担してしまった人も多いのでは。

satomi said...

Masaaki Hamaguchiさんのエントリ拝見しました、全く同感です。

電源の問題は今観た大前研一氏の動画でも盛んに言ってました、上のGEエンジニア氏も。>michinoriさん

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