グーグル爆弾の飛び交う選挙:Google Bombing Campaign


Trying to add some updates to my previous entry, I found this, this and that for the latest Googlebombing cases. Well, what's gonna happen in the next loop year? We'll see...


先日ご紹介した「トリビア⑱」、あれは「グーグル爆弾」と呼ばれる検索騙しのSEOテクニック。2004年大統領選でジョン・ケリー候補が「flip flopper」、「waffle」、ブッシュ候補が「miserable failure」、「failure」の検索トップになって注目された戦術だ。解説追加しようと思っていたら、タイミング良く今朝のNYタイムズに民主党陣営が選挙を有利に進める新戦略としてグーグル爆弾を大量投下中という記事が出たので、ザッとご紹介。

標的は共和党候補約50人、爆弾仕掛け人はリベラル系グループ・ブロガーMyDD.comクリス・ブラウン氏。検索の番狂わせはカンタンで、各候補が過去にやらかした不祥事などコレぞという極めつけのネガティブな記事を選りすぐって複数サイトに候補者名から記事リンクを張る。ブログというブログに出る候補者名という候補者名に片っ端から記事リンクを張ってもらうだけで、あとは何度もクリックすれば候補者名を検索するたびに問題の記事が亡霊のようにビョンと一番に出てくるというわけだ。もうかなりの成果を挙げているらしい。

具体的にどんな記事を選んだか? だが、例えば
  • John Hostettler議員:「国会議員、銃所持で空港で取調べ」
  • Curt Weldon議員:「ウェルデン議員の子どもと友人をFBIが家宅捜査」
意見広告や偏向メディアは排除し、信頼性の高い報道メディアの過去記事から厳選したという。これ、やられた方はたまらんだろう。選挙も大詰めの最終2週間の限定キャンペーンということだが、さて?

保守陣営も黙ってはいない。Rightwingnews.comのJohn Hawkins氏は「投下には投下だ」(abcnews)とこれまた爆弾をせっせと仕込んでいる。今からこの調子では次回の閏年(大統領選)は、さぞかし見ものだろう。

(Thanks for the link!>「Googleサービスの使い方」:サイボウズ「Google教」とGigazine「Google薬」の間のV字谷からのインリンクでした)

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