October 27, 2014

メディアがフェイスブックを恐れる理由:Why Publishers Are Scared of Facebook


For publishers, Facebook is a bit like that big dog galloping toward you in the park. More often than not, it’s hard to tell whether he wants to play with you or eat you.

ニュース発行人にとってフェイスブックは、公園で自分目がけて突進してくる大型犬のようなものだ。こっちを遊び相手と思ってるのか、餌と思ってるのか、全然わからない。- David Carr, NY Times


NYタイムズにデイヴィッド・カー記者がこんな話を書いていた。

ユーザー13億人以上。地球人口の5分の1が利用するフェイスブックは良質なコンテンツを表示するニュースフィードの機能があるが故に、報道出版関係でも大きなトラフィック誘導機関になった。[...]

フェイスブックの人気モバイルアプリでニュースを読めば、極めて関連性の高い広告がすぐ表示される。[...]かたや報道機関のウェブサイトに行ってモバイルでニュースを読めば、読者がクリックしてから広告が競売に出されるため読み込みは、発狂しそうなぐらい遅い。[...]

そこでフェイスブックが各発行人を回って持ちかけているのが、新しい提携のかたちだ。そのひとつが、ニュースをフェイスブックにただ送ってもらえば、あとはフェイスブックのサーバーでコンテンツをホストしてモバイルアプリにも最適化したかたちで表示してあげる、というものだ。儲けは分け合う。

つまりはコンテンツの大量卸売りである。これを聞いた発行人全員の背中には冷たく暗い戦慄が走った。それは既存メディアもデジタルメディアも同じだ。フェイスブックのモバイルアプリが発行人のページをホストすれば、顧客対応も読者が何をして何を読んだかのデータもすべてプラットフォームにとられてしまう。メディア企業はさしずめ、フェイスブックが所有する帝国の農奴みたいなものだ。

デジタルの領土でフェイスブックがいかに権勢を奮ってきたかを裏付けるかのように、噂を嗅ぎ回っても誰ひとり話したがらなかった。いやごめん訂正。みんな話したい、オリジナルコンテンツの作り手にとってこんなひどい話はないよと話し始めたらもういつまでもしゃべってるんだが、勤務先を字にすると言うとピタッと止んで、誰ひとり話したがらないのだ。

組むも地獄、組まぬも地獄。w

カー記者が書いてるように「良質なコンテンツ」が本当に流れるならまだしも、コンテンツ誘導先の上位ランキング見ると、ツイッターほどオーガニックじゃないしね。

UPDATE: タイトル「報道機関」から「メディア」に変更しました。


[NY Times]

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