November 7, 2012

オバマ勝因はデータマイニング:Obama's Data-Driven Campaign @Time

(c) TIME


This is "cave" where Obama's army of data crunchers analyze the megafile collected from 2008 campaign (pollsters, fundraisers, field workers, consumer databases, Democratic voter files, and social-media and mobile contacts) and ran the election “66,000 times every night” in order to figure out Obama’s chances of winning each swing states. Wow. Just. Wow.

オバマ大統領再選の勝因が様々に論じられているが、どれも説得性に欠ける。だいたい「11の激戦州で9勝1敗1引き分け」なんて神業、普通に選挙したって絶対無理。巧すぎる。

…と狐につままれたような思いで選挙結果を眺めていた私には、このタイムの記事が一番納得がいった。

上の写真はシカゴにあるオバマ選挙対策本部の奥の奥にある通称「Cave(洞窟)」。前選挙戦の5倍の人数のデータマイニングのプロ集団が「夜ごと選挙のシミュレーションを6万6000回やって」、ありとあらゆる選挙戦略を練った場所だ。タイムは「選挙結果が確定するまで公開しない」ことを条件に取材を許された。

ここで前回2008年の選挙戦で集めた世論調査、選挙資金集め、運動員、消費者データベース、民主党有権者ファイル、ソーシャルメディア、携帯連絡先など様々なデータベースを一本化し、この「メガファイル」を基に選挙運動も広告もピンダウンでターゲットを絞っていった。

例えば「西海岸の40~49歳の女性にはジョージ・クルーニー最強」とデータが出れば、選挙資金集めパーティーにジョージ・クルーニーくっつけて、ひと晩で数億円ガッツリ集める、という具合。

電話攻勢も電話・氏名プラス「口説き落とせる確率」(75%は年齢・性別・人種・住区で決まる。消費動向も大事な判断材料)も加味し、順番にかけていった。また、「電話・手紙・ネット・ボランティアのどれで落ちるか」までデータで当たりをつけた。

メガデータを制する者が選挙を制す。良いか悪いかは別として、これが新しいリアリティーなのね。2012年大統領選はそれを見せつけた選挙でもあった。


UPDATE:
Romney Staffers Publish Sad Victory Website by Mistake
一方ロムニー→勝利宣言がうっかり公開に : ギ

[Inside the Secret World of the Data Crunchers Who Helped Obama Win]

5 comments:

challenge-1 said...

おお! その手があったか! よ〜し次はボクが合衆国大統領だ! スタッフはもちろん調整局の面々で決まり!

satomi said...

あ、それだ!調整局w! ネイト・シルバーの百発百中といい、このデータ部隊といい、この気持ち悪さはな~んかアレに似てるぞ、ほら、あのなんでも先回りして調整するエンジェルだよ、えーとえーと…なんだっけ…って悩んでました、あーすっきりした。。。

challenge-1 said...

ネイト・シルバーの記事を読んでて、なんかマネーボールくさいと思ったら、まさにその人だったのですね。 すごーい。で、前からNUM3ERSでやってたのがずうっと思い出せなかったのですが、セイバーメトリックス! これですよこれ。私もスッキリしました。早速100円で借りてこよ。

satomi said...

ベガス破りやった伝説のMITブラックジャック・チームにも似てる。

challenge-1 said...

ありましたね!ケビンスペイシーの。これだ。『ラスベガスをぶっつぶせ』
事実はもっと奇也りですね。

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