December 14, 2011

アプリが未来…ではない理由:Why apps are not the future @davewiner


(c) Wired


Why apps are not the future

by Dave Winer, Scripting News, December 13, 2011

-in Japanese

今は右も左も「ウェブは死んだ、アプリが未来」の大合唱だ。

最初見たのはワイヤード1997年3月号の巻頭特集で、同誌は2010年8月にもまた書いていた。あまりにも感銘を受けたのでblogrollに追加したぐらいだ。今こうして読んでるのが全部死んだ媒体だなんてうっかり忘れたら大変だからな。

冗談だよ。

世の中の残り全員がアプリ礼賛してる間も自分はこの遊び場から動くつもりはない。いつでも戻っておいで、ここにいるから。戻ってくると思うぜ。理由は簡単。

リンキングさ。

彼らがiPadやiPhoneで使ってもらいたがってるアプリ(アップ)はサイロみたいなものだ。想像してみるといい。垂直にそそり立つビル。その中にいればとても広く感じるかもしれない。が、中のものはそのアプリの造り手のコントロールが行き届くもの以外なんにも外界と出入りできないんだ。な、最悪だろ!

ウェブの素晴らしさはリンクで繋がっていけるところにある。どんなにこっちの見た目が不細工で、あんたのアプリが綺麗でも、そんなのどうでもいい。こっちとあんたの世界は相互リンクできないんだから、所詮ウェブとは似ても似つかない世界なわけよ。

アプリさえあればいいっていうのは、バスタブ1個あるから海要らないっていうぐらい馬鹿げた話さ。そんなに自分のバスタブがいいなら、その周りに大陸つくってみろってんだ。そしたらこちらの言ってることも少しはわかるだろう。

人は(ウェブは死んだ、アプリが未来というような)大論ぶる人に喜んでお金払うもんだが、あんなの金持ってる人が喜びそうなこと並べてるだけ。お金持ってる人は、ワイルドでクレイジーで無規制なウェブの世界がもはや自分たちを脅かす存在ではない、と思いたいんだよね。ゴチャゴチャした自由と無縁の、厳密に規制された、ディズニー化されたアプリ空間で生きてる方がユーザーも幸せだ、と思いたい。

自分はウェブに残る。

Update: 続報書いた

4 comments:

challenge-1 said...

この人、JavaScriptもOFFにしてるのかな? どうもWeb(WWW)の定義がずれてると思うけど、コモディティ化したので人の数だけ意見がある状態なのかな? つまり「Webとは何か?」「Webとは何でないか?」はもう哲学の域に。

satomi said...

フォローアップ読むと、具体的には新聞雑誌がアプリつくって記事にリンクはれなくしてるのはどうよ、って話みたい。ウェブ最古のブロガーだもんね。

challenge-1 said...

なるほどですね。だとするとそれは個々のアプリのせいなのだから、IE6問題とレベルが同じ気がします。本質的なWebの死は例えばFaceBookが勢力を増して、外にあるブログが読まれなくなり、代わりにFaceBookのPageだらけになるってことなので(そうなると自由にWebサーバを立てられなくなるから=存在意義という意味で)。

(こうして写真見てると犬同士が会話してるみたいで面白い)

satomi said...

ああ…FBのPage…それもありますね…
パンゲアが大陸にわかれる、みたいな

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