(c) Franco Folini
Being a millionaire is not a big deal? At least that's the sentiment nearly half of US millionaires share in year 2009. In unstable economic conditions, the more you have, the more you worry. More on CNN and StreetInsider.
アメリカでは「死ぬまで金が続かない」不安を抱える億万長者が半分近くいることが、保険会社Phoenix Companiesが発表した最新の調査(pdf)で分かった。
同社は、主な自宅とは別に純資産最低100万ドル[約1億円]以上ある米国の富裕層を対象に毎年世論調査を行っている。今年は1月と2月に渡り、委託先のHarris Interactiveが任意抽出の1700人以上を対象に調査した。
「去年より貧乏」が74%
自分の資産の先行きを悲観しているミリオネアは、2001年の第1回調査では5%だったのに今年は30%で6倍に跳ね上がった。2007年には「去年よりリッチになった」と感じる人が5人中4人を超えたが、今年は「去年ほどリッチでない」と感じる人が4分の3近い74%。記録的な悲観傾向となっている。「死ぬまでお金が続かない」が45%
「死ぬ前にお金が底を突いてしまうことが非常に心配だ」という項目にYES(「そう思う」、「そう強く思う」)と答えたミリオネアは45%にも上った。物価高騰の折、1億円ならなんとなく不安も分かるが、資産500万ドル(5億円)以上の人も35%が同じ不安を抱えているのは、どうしたことだろう?
年齢別に見ると悲観ムードは若手ほど激しく、45歳以下のミリオネアはなんと61%が死ぬ前に金が底を突く恐怖を抱えている。死が目前に迫ってるはずの65歳以上のミリオネアは逆にクソ度胸がつくものらしく、不安な人はたったの32%だった。
若手は資産が200万ドル(2億円)以上でも60%が不安。シニアは200万ドル(2億円)未満でも不安な人は42%だけ。この対比から、CNNでは「額より、年齢によるもの」だと報じている。
理由として考えられそうなのは、医療技術の進歩のお陰で金持ちは長生きできるからその分医療費もかさむこと、老親介護の懸念、社会保障制度の年金が削減される見通し、退職前に大不況が訪れる不安などなど。近年の経済メルトダウンで上の世代が退職プラン縮小を余儀なくされた現実を目の当たりにしてしまったことも、不安を助長したのではないかという。
株長者はあっという間に半分とかなっちゃったし、不動産もがくんと下がったし、持てる者ほど不安の振幅は大きいというわけね。
[CNN, StreetInsider.com]
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