June 22, 2008

水で走る車で袋叩きになる:Japanese Water Car and Its Skeptics

"You can't get something from nothing," "This is yet another 'perpetual motion machine' hoax," "it's a logical fallacy to attract investor money," - those are the samplings from comments over my translation of Gizmodo's "Genepax Unveils a Car That Runs on Water and Air."

Genepax's Water Energy System (WES) has attracted a strong criticism in Japanese blogsphere. Its core technology, however, is kept in the black box and, thereby, impossible to be verified nor disproved. Moreover, the company is not collecting any investor money (see FAQ) and there's no on-going legal trial.

The Reuters reported that the company is hoping to bringing it into mass production with Japanese car manufacturer. If it's not a hoax, we'll see them running on the road. 'Till then, we can just cross our fingers and see how it goes. For this topic, I kind of liked Celsias's neutral stance.

In the meanwhile, Honda's FCX Clarity, the world's first production hydrogen-powered 'fuel cell' car, was introduced, stealing all the media coverage...

This comment led me to check out Stan Meyer's water fuel cell and his intriguing story (which I'd translate next).


先日ギズモで日本の「水で走る車」の話を訳したら、「こんなの投資家をカモにする詐欺だ」というコメントが多数寄せられた。米版もコメント120+件。

なんかフォローした方がいいんだろうけど、技術の中核部分が企業秘密のブラックボックスなんで立証も反証もできない。でもって、ジェネパックス社のFAQにはこうあるんで詐欺と断定もできない。
会社に対する投資は一切募集しておりません。ご了承ください。尚、株式上場の予定もございません。弊社はWESの更なる技術開発を進める会社であり、投資・投機目的の企業では一切ございません。
「いや、これは表向きのスタンスで陰では…」という話ならその証拠が欲しい。投資家が提訴したとか警察が捜査に乗り出しているとか、容疑なり動きがないと、「既存の物理の法則に反する」といくら理路整然と論破してみせても詐欺罪にはならないと思う。

詐欺なら大量生産は無理だ。詐欺じゃないなら大量生産で万々歳。放っといても答えは出るのだから。

そんなこと考えてたらTechCrunchでたまたま「Celsiasは“グリーン”な企業にも正直なままでいて欲しい」という何やらタイミング良すぎる記事が回ってきて、このCelsiasの紹介記事も読んでみた。あーそっかー今度同じような話が来たら「できすぎかもしれないけど、これだけの材料で断定はできないわけだし成り行きに注目だね」っていう、このCelsiasのトーンがいいなーと、これはとても参考になった。

今月ジェネパックスはサイトの英語版を出したばかり。それで今ごろ海外メディアが取り上げてるんだと思う。きっと日本でこんな扱いなので海外に? でも海外も懐疑論が強いのは一緒である。その良い例がスタンレー・メイヤーだ。

“水で走る車”の発明家スタンレー・メイヤー

水で走る車と言えばアメリカではスタンレー・メイヤー(Stanley Meyer解説)で、その名前はここのコメントにも出ている。

1996年地方TV局でデモした時の動画見ると分かると思うんだけど、「海水、雪、地下水でも大丈夫」と喋ってるところとか、今回のジェネパックスと非常に良く似てるのだ。メイヤー氏はLAからNYまでは推定83リットルの水で移動できる、とも主張していた。

氏は物理・科学の専門家ではない。それどころか大学中退の単なるエンジニアだが、「オイル禁輸に備えなくては」との危機感から開発に取り組み、関連特許を20個以上取得した。その多くが昨年有効期限が切れ、折からのガソリン高騰と相まって世界中から再度注目(+批判)を浴びている。

氏の元には天才としての名声と天下のイカサマ師としての誹謗中傷が同じ極度で押し寄せた。エネルギー保存の法則に反するとして学会からは総スカン、投資家からは詐欺で訴えられ全額返し、1998年3月ジュース一口飲んだきり倒れて死亡(当時57歳)。その死をめぐっては今も陰謀説が根強く残っている。

というわけで、それについては今度また詳しく。

7 comments:

Nob said...

本件は、やってる連中より、テレビや雑誌にあきれますよ。記事にするのはいいとしても、もう少し「怪しさ」を出してほしい。まあ、続報で出しているところもありますけど。

そうかぁ、出資させて、とかなると確かに詐欺だけど、そりゃだまされる方がアホという気もする。出資なんて夢にも思わなかったので犯罪になるとも思いませんでした。

satomi said...

水からの伝言ウォッチャーnobさん登場:) そですね、このご時世だからこそ期待と等価の「怪しさ」を滲ませなきゃ駄目ですね。

それにしてもブログは本文が「期待」に偏るとコメントが「怪しさ」でバランスするので、ある意味ありがたいというか、自浄作用があるというか。本文は最終版ではなく、お題出し、通過点に過ぎない、というところが良いですね。

Nob said...

> それにしてもブログは本文が「期待」に偏るとコメントが「怪しさ」でバランスする

なるほど。その意味ではTechCrunchは本家のコメントを(ふつうの人は)読まないからマズイかも。もっとも、2ch並みのコメントも多いからなぁ。

satomi said...

ですよねー、ほんと。コメントが読みどころなので…。例のニコ動の原文も、アップロードに長さの制限はないけど容量の制限はある点、R-18タグの誤解釈の2点についてLeonardさんがすごく丁寧に解説してて感心しました。そか、英語でこう解説すると伝わるわね、という感じで。

cavacavien said...

ギズモードのコメントみました。
1件、そうだねってうなずくのがありました。へへへ

satomi said...

hi! cavacavien-san... I`ve been staying offline this month. 10 more days to go:)

kaicevy said...

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