ラリー・エリソン氏、和風邸宅の価値下落で税金3億円分が還付に:$3M tax refund on Ellison's estate


There's not much appeal for a Japanese emperor's 16th century country residence that is "costly to maintain" and "functionally obsolete."

-His lawer's argument won, and the property valuation was sliced by 60+% or $103 million for the last three years, which gave him a tax break worth more than $3 million. The hit to schools will amount to nearly $1.4 million.

The Mercury report is here, while the SF Chronicle got nearly 500 comments. Some said Oracle is "the #1 payer of taxes in San Mateo County," whereas others questioned it'd be the United Airlines. Some donation to local schools may ease the anger...

家の価値が100億円分ぐらい落ちて3億円戻ってきた、というお話。

資産250億ドル。世界第12位の長者の傍らオラクルCEOをたまにやるヨット・飛行機操縦士ラリー・エリソン氏が、オレ様の御殿は設備も古臭く時代遅れで造園もすご過ぎでメンテも嵩むし誰も欲しがらない、みんなが思うほど高くない、などと訴えていた件で、地元サンマテオ・カウンティは氏の主張を受け入れ邸宅の査定を$173Mから$70Mに60%以上もズバッと下げ、過去3年で徴収し過ぎた推定$3Mの税金払い戻しを決めた。

資産税が主な財源の地元の学校にとっては$1.4Mの穴。地元紙には500件近いコメントがついている(主に怒り)。

エリソン氏の邸宅は1995年、ウッドサイド市内に$12Mで購入した23エーカーの敷地に9年がかりで建てたもので、16世紀の日本の天皇の離宮を模している。

8000平方フィート近い母屋にウィング2棟、ゲストハウス、コテージ3棟、ジム、5エーカーの人工池、滝2つ、橋2つ。1000本近いアメリカ杉、松、樫の木立ちの庭に桜の成木数百本と楓を植えまくっており、2005年1月には建設費$166.3Mと査定されていた(建設延期・変更の影響で最終額は$200M超ともされる)。

戸建て評価額はこの辺りの市場でも昨年6.3%ダウンしているが、世の中の大体の人は家の価値が落ちても再査定なんて思いも及ばないわけで、サンタモニカの消費者団体Consumer Watchdogの事務局長は;

「氏にとっての$3Mは平均的な家に住む人の$300程度の金。きっとその人たちも過剰な査定で税金を払い過ぎてるのに彼らは収支の内訳も知らず、税金還付の話をつけてくれる法律顧問もいないのです」

クロニクル紙に話している。

氏がアサートンに持っていた、もう一つの和風建築も長らくウェブに売り物件として出てたので「誰も買う人いない」って話は本当だと思うけど。

[via Mercury, SF Chronicle]

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