September 5, 2007

時系列地図で辿るイラク戦争連合軍死者数:Never Coming Home


A black dot with a red halo indicates the approximate location that a coalition military fatality occurred. When fatalities concentrate in one location, we see deeper red and louder 'tic' sound. Created by Tim Klimowicz.

It tracks the data on Iraq Coalition Casualties from the Day-2 (March 20, 2003) to February 13, 2007, after which we lost 82 US soldiers in March, 117 in April, 131 in May, 108 in June, 88 in July, 88 in August, and 10 in the first 5 days this month. It hasn't slowed down at all.

Each single dot represents yet another family left with a hole in their lives;

-"The families that cannot forget
are often forgotten themselves."

By now, 4,144 US soldiers have died. See all at "Faces of the Fallen".


上の地図アニメーションは、「Iraq War Coalition Fatalities(イラク戦争連合軍死者数)」。米国主導で戦地イラクに赴き、イラクで死んだ連合軍の兵士の数を時空で表現した時系列地図だ。

再生ボタンを押すとイラク全土の地図が出る。ここに1日ごとに死んだ兵士を黒点で落とし、1日1フレーム、毎秒10フレームずつ重ねていった。死者が密集すると赤が濃くなり、カタカタいう音が大きくなる。

この気の遠くなるような作業を行ったのはインタラクティブ・デザイナーのTim Klimowicz氏。解説によると、統計は「Iraq Coalition Casualty Count(イラク連合軍死傷者数)」の実数に従い、ロケーションも可能な限り忠実に再現した。主要都市に集中して見えるのは軍の駐留地をベースにしたためだが、実際の死に場所は僻地に散らばっている。

氏は当初イラク側死者数もやるつもりだったが、これは途中で断念した。客観的な断片を積み上げる作業も、やがて追えば追うほど客体化できない死というものに嫌でも向き合わざるを得なかった、と振り返っている。

マップには今年2月までの分しかない。下火になったのだろうか? と念のため現況を確かめてみたら、米軍だけで3月は82人、4月117人、5月131人、6月108人、7月88人、8月88人、9月はもう10人だ。全然減っていない。

この黒点のひとつ、ひとつに遺族の物語がある。そちらはオーディオ・プロデューサーZac Barr氏とフォトジャーナリストAndrew Lichtenstein氏が遺族から収録し「Never Coming Home」(上)にまとめた。写真の力、声の力に胸が押し潰されるようだ。

亡くなった米兵全員の顔写真はワシントンポスト紙が「Faces of the Fallen」のページで更新している。現在4144人。最新の100人は、まだ写真も揃っていない。

2 comments:

SuperBackers said...

この時系列地図のカタカタという音は、被爆した広島出身僕としては平常心ではいられないくらい、悲しい音です。

satomi said...

そか…。

時代は違うけど映画「The Majestic」の父親、思い出してしまいました。ここも郊外行くと小さな町では目抜き通りのショーウィンドウに写真並べてたりして、やり切れませんよ。

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