( photo courtesy of Google Earch Community )
これはGoogle Earthで見たダルフール紛争の現場の画像。
昨年のものだが、写真をクリックするとたくさん出てくる。
Googleが昨日、米国国立ホロコースト記念博物館(解説)が展開しているダルフール支援プロジェクトに同社の「Google Earth」(利用者2億人)の衛星写真と技術を提供する方針を明らかにした。同博物館の現地支部が得た目撃証言など各種情報と突き合わせていくほか、Google EarthでDarfurをスキャンするとアイコンが飛び出し、軍隊に破壊された約1,600ヶ所の村々が一目で分かるようなレイヤーも用意(DLはこちら)。クリックすると同博物館がまとめた村々の被害状況、現地報告、動画、支援団体の情報なんかも出てくる。
上の写真を見ても分かるように、かなりのところまでズームできる。黒焦げの廃墟が続き、白い テントが何千と密集して見えるのはチャド国境の難民キャンプだ。こうした高解像度3D衛星写真の更新は頻繁に行っていくらしい。
スーダン最西部ダルフールでは2003年から非アラブ系アフリカ人約20万人がイスラム系による民族浄化で大量殺戮された。米政府は2004年9月「21世紀最初の大量虐殺」と呼び、ハーグの国際刑事裁判所(ICC)も大量殺戮&強制移住でスーダン政府のリーダーを非難しているが、スーダン政府は否定、今年2月にも国連の調査団を拒否している(背景は極東ブログ、wikipedia英語版など)。
ユダヤ系創業者の会社らしい英断だろう。Google Earth無料ダウンロードはこちら。
-Last Updated on April 15, 2007
United States Holocaust Memorial Museum and Google Earth [via Google provides a view of Darfur tragedy]
鮮明な画像ですね。
ReplyDeleteまさか、これ(viaSEVEN DEGREES)で撮った訳じゃないと思いますが…。
今ひとつ一般の関心が低い(と思う)ダルフール問題に、世間の関心が集まるといいですね。
英政府の監視カメラ導入で国民の風紀を上げる政策は「なんだかな~」と思いましたけど、ビッグ・ブラザーじゃなくみんなが見張る、というところが違いかな?
ReplyDeleteソマリアとウガンダも「世界2億人が見てるんだから」とこうして圧力かけたらある程度は抑制できた…?
政治というのはややこしくて、天安門とダブルスタンダードなんじゃないの?みたいな批判も出てきそうですけどね…。ちょっと今休暇先で接続遅いので戻ったらレイヤー試してみようと思います。