July 19, 2006

ドットボンブ2.0回避の心得11箇条:11 Suggestions For Not Being a Dot-Bomb 2.0

I translated the much-talked-about posting of this week.
今週のホットトピック。Dead2.0TechCrunchの裏ブログ志望かな?

-Posted by skeptic on July 16th, 2006 to Dead2.0

2.0ブーム真っ盛りのこの時期に、ネットの新規スタートアップが100%クズだと水を差すのはフェアじゃない。僕ならせいぜい95%にしておくけどね。ちょっとスタイルを変えて今回は起業家志望の諸君に贈る、今後24ヶ月のサバイバル&成功の秘訣といこう。

1. 収益モデルを持て。今すぐに。トラフィックを確保してから考えるなんてのはペケだ。あと、アドセンスとアマゾン・アフィリエイトに100%依存というのもパスね。広告依存型、従量課金、プラットフォームのライセンシングなどなど、予測可能既存の経済モデルをベースとするものなら何だっていい。収入は重要。まだ考えていないなら、それはビジネスではない。趣味だ。

2. ビジネスとして完結する事業を立ち上げろ。機能だけじゃダメだ。ソーシャル・ネットワーキング自体もう終わってるって話もあるし(最近参入した会社もあるが)、これから生き残るのはMySpaceと、あとせいぜい1社か2社。そこから先は生き残った企業がサービスを広げていく。もしSNSや、あとウィキ...でもいいが、これに連動したショッピングサイトを立ち上げるつもりなら、それは素晴らしいことだ(最高というほどではないが、まあ、素晴らしい)。ライセンスできそうな技術、あるいは他社のサービスに組み込める技術があるなら技術で1本立ちもいいだろう。だが、ブックマーキング・サイトをやるつもりなら”ベター"なだけでは不十分。

3. 現実の人間に影響を及ぼせ。ブロガー相手ではなく。プラグインをブロガーに配っておしまい、それはビジネスとは呼ばない。オープンソースか、クローズドソースのソフトウェア保管庫だ。楽しいだろうけど地に足がついていない。自分のウィジェットが売り物になるなら技術をライセンスするし、そのレベル以下なら技術の存続のために存在する、ためがする技術でないか今一度よく考えてみよう。大事なのはブロガーがブログにほとんどお金をかけないという現実だ。このトレンドはこの先もずっと続くということは肝に銘じておこう。

4. リアルな覚え易い社名をつけろ。まだなら、その時になってよく考えよう。YubNub’sだのTwttrだのRenkooだのGada.beだのCoolIris’esだのedgeio’sだの、そういうのはすぐ忘れてしまうからね。ウソだと思うなら、このクイズ*に答えてごらんよ。面白いよ、確かに。でも頭に残らないんじゃない? Web 2.0に疎い友だちにこの企業一覧見せて何社覚えられるか聞いてごらん。バカな名前と本業に関係ない名前は違う。面白い名前と優れた名前は別物だ。あと、ドメイン登録と社名は切り離して考えよう(ドットを入れないDeliciousのサイトに行けって叔父さんに言ったって通じないでしょう)。

5. できればWeb 2.0とは距離を置く。これは一過性のブームだから、ネガティブに跳ね返ってくるのは時間の問題だ。いつかは分からない、でも必ず終わる。ZiXXoとかEtherとかPlaxoなら、それはWeb 2.0ではない。伝統的ビジネスを継承し発展させたものであって無辺のネットとは違う。自分なりのビジネスとは何か、よく考え、今から3年後ブーム"後"のことまでシッカリ考えてみよう。3年経ってもまだ面白い? この質問に答えるのはとても簡単なはずだよ。

6. kool-aid(ハイになるドラッグ)を飲んでいない友だちを探して率直な意見に耳を傾けてみよう。人はとかく耳触りのいいこと言う人で脇を固めてしまうもの。17歳の夏休みじゃないんだから家賃だって払わなきゃならないし借金でもできたらエラい問題だ。何か事業を始める時には励ましてくれる友だちも必要だが本当に必要なのは実のあるアドバイス(要は皮肉たっぷりな意見)。そんな人がいないなら僕にメールちょ(skeptic アット dead20 ドット comだ)。ズバリ言ってあげるから。

7. 革命の旗手を自任するなら革命(revolution)が起こることを確認してからにしろ。ソーシャルネットワークでタグ付けしてポッドキャストと言うと確かに聞こえはいいが、この話のどこに、みんながワッと飛びつく波があるというのだ? Web 2.0企業の多くがアテにするほどポッドキャスティング金にならない、その証拠なら腐るほどある。今後3年で1億5千万人のアメリカ人が毎日ポッドキャストするようになるなんてアテこんで算盤弾いてるなら、今から3年で何が起こるか、その過程を説明できなきゃならないし、変化の原因が何かまで特定できなくては駄目だ。 タグ付けは重要だし、オンラインの情報検索・分類の未来を語る上で欠かせない要素だが、それにしたってキーワードにちょっと味付けしたものに過ぎない。それは進化(evolution)であって革命ではない。別の文脈で語るべきだ。

8. 進化の旗手を自任するなら“他より多少マシ"と言えるその企業理念を、もっと売り込める市場が大きくないと。差別化も徹底して欲しい。これは容易なことではないし金もかかる。ShopWiki はオンライン・ショッピングの進化形としては優れたサービスだが、AmazonやYahooがこれと全く同じことを、ものすごいスピードで導入するのを止めることはできない。進化のゲームでは出口戦略を常に念頭に置くぐらいのアプローチが肝要だ。毎度毎度「XやYみたいな感じの会社?」と聞かれ、その度に応戦モードになっている間は問題アリってこと。

9. 既存の食物連鎖に入り込めるビジネスを目指せ。ドットコム時代は猫も杓子もニュー・エコノミーと騒いだが、驚くべきことに、そんなものは未だかつて登場していない。広告主はクリック、アイボール、ブランディングなどに広告料を払い、消費者は製品・サービス(当然ポルノもこれに入る)に金を出し、企業はサービス・技術等に金を払う。もちろんこれはモデルをシンプルに解説しているんだが、そもそもシンプルなんだからしょうがない。この食物連鎖に食い込める余地が見つからないなら、儲かる確率はかなり低いだろう。

10. Googleになれると思うな。同じぐらい重要なことだが、Googleからの買収は期待しない。Googleは最初から素晴らしい会社だった。一時潰れかけたが幸運が舞い込み、金が舞い込んだ。無茶苦茶リッチになった。めでたい話だ。戦略的に何社か企業は買収したがウィジェットやプラグインを買う会社ではない。もし自分の出口戦略が「Poogleに売却すること」しかないなら早急に別の候補10社を探し、グーグルのことは忘れた方が身のためだ。

11. ブーム*は無視して楽しめ。友だちが集まって何か始めるのは構わない。大学の子たちがネット用のマッシュアップを構築するのは彼らの将来にもプラスだ。ポッドキャスティングやvlogging、ブログでちょっと有名になる、最高だ!  でもそこから先何かが起こるとは期待しない方がいい。アリントンスコーブルがリンク張ってくれたらトラフィックも上がって宣伝にはなるけど、それで何か実質的な話が舞い込むという保証はない。クールなウェブもできた、トラフィックも確保した? すごいじゃないか。存分に楽しめ。そして、くれぐれも現実を見失わないことだ。とにかく今はものすごいブームなんだ。霞の向こうにいくら目を凝らしても、これがナカナカ見えなかったりするんだよ。


【訳註】
*このクイズ=Cerado's Web 2.0 or Star Wars Quiz
Web 2.0企業名vs.スターウォーズのキャラの判別クイズ。判定結果は以下ご参考に。
  • 0-10  Luddite.comで賞品ゲット(注:結局その宣伝なのね)
  • 11-20 ポプカルとテクノの禅バランス。生きてる!
  • 21-30 kool-aid飲み過ぎ...?
  • 31-40 主治医としては実家の地下室から引越しを薦めます。
  • 41-42  おいおい勘弁。外に出るとか何とかしなきゃ。自転車乗るとか芝生を裸足で走るとかペット飼うとか。何でもいいから。
  • 43    さては...マイケル・アリントン? 君なのか?
*空騒ぎ=dack.com > web economy bullshit generator
懐かしのネット・ジャーゴンを一般語に置き換えてくれる妙なマシン。下の表からテキトーに選んで入力しEnterボタンを押すと、意味深な定義が出てきて面白い。

(最終更新日:08.15.2006。ウスラボケな初稿読まれた皆さん、大変失礼いたしました)

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(thanks for the link, アナログなWEBアカウントプランナー様)

2 comments:

Skeptic said...

Domo Arigato, I think. Wakarimasen!

satomi said...

Arigato, skeptics. I also enjoyed your entry on heatseek.

>blah blah blah porn, blah blah...

LOL... you're perfectly right...that's all that counts.

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