The following is my translation for AN ENGINEER'S VIEW OF SANTA CLAUS. It's been all around the web for nearly a decade. For kids under 10, Francis R. Church's classics would be a better choice...Happy Holiday! 以下の文章は10年近く前からWebで流行っているクリスマスメッセージの全訳。10歳未満のお子様にはフランシス・チャーチの名文「サンタクロースはいるんでしょうか?」(邦訳│書籍)をドゾ。
1) 現存のトナカイ種で飛行可能な種は確認されていない。しかしながら未分化の有機生命体は30万種に及ぶ。その大半は昆虫・微生物であるにせよサンタにのみ目視可能な飛行性トナカイがそこに含まれていないという保証はどこにもない。
2) 世界全こども人口(18歳未満)は20億人。ただしサンタの取扱い対象にはイスラム教、ヒンズー教、ユダヤ教、仏教の子どもは(建前上)含まれな いことから、サンタの作業負荷は全体の15%、つまり3億7,800万人まで軽減される(国連人口推計)。一世帯当たりの子ども数は平均3.5人(国勢調査)なので対象世帯数は計9,180万世帯となる。各世帯に最低1人は良い子がいるものと仮定する。
3) 地球の自転と時差を計算に入れるとサンタのクリスマス当夜の持ち時間は31時間。尚、これはサンタが東から西に回ると仮定しての話である(そう考える 方が理にかなってるだろう)。1秒当たりの訪問世帯数は822.6軒。良い子を持つクリスチャン1世帯につきサンタの持ち時間は千分の1秒ということになる。この千分の1秒でサンタはソリを乗り捨て、煙突を飛び降り、靴下を詰め、入りきらないプレゼントはツリーの下におき、食べ残しのおやつは何であれ片っ端から胃袋に掻き込んで煙突をよじ登ってソリに乗り、次にいく。
仮に9,180万回分の停車所要時間が均等に配分されたとして (当然ちがうのだが演算の便宜上ここではそう仮定しよう)各世帯間の移動距離は0.78マイル、全体で延べ7,160万4千マイルの距離を移動する計算になる。我々大多数が31時間のうち最低1度は必要になるであろう行為プラス食事等の所要時間は除外して甘く見積もっても、サンタのソリ移動速度は秒速650マイ ルで音速の3,000倍。
比較のため申し添えるなら地上最速の人工車両「宇宙探査機ユリシーズ」は秒速たったの27.4マイル、既存トナカイ種の走行速度はせいぜい時速15マイルである。
4) あとひとつの興味深い要素としてソリの有効搭載量も一考に価する。子ども各人が中サイズのレゴセット(重量2ポンド)で我慢するとしても搭載量は既に321,300トン。しかもこれは通常おしなべて肥満体に描かれるサンタの体重を差し引いての数値である。 既存トナカイ種の地上における最大牽引重量は300ポンド。仮に「飛行トナカイ種」(ポイント1を参照されたい)が通常量の10倍牽引できたとしても8頭では微動だにしない。9頭でもまだ足りず、214,200頭分のトナカイが必要となる。トナカイ集団が加わることにより搭載量は否が上にも増し、ソリ本体重量を抜いても353,430トン。
再び比較のため言い添えるならこれはクイーン・エリザベス号4艘分の重量に匹敵する。
5) 重量353,000トンの物体が秒速650マイルで移動すると、そこには極めて大きな空気抵抗が生じる。トナカイはあたかも地球大気圏内に突入する宇宙飛行船のごとき高熱に包まれ、トナカイの先頭ペアは毎秒14.3クインティリオン(10の18乗)ジュールのエネルギーを吸収して瞬時に炎上。背後のトナカイは熱をま ともにかぶって、聴力破壊レベルの超音速飛行衝撃波音(ソニックブーム)が生じ、トナカイ集団の全構成要員はものの4,260分の1秒で気化してしまう。
一方サンタ。こちらは地球重力の17,500.06倍の遠心力がかかって、315,015ポンドの圧力に潰され、重量250ポンドのからだ(滑稽なほど痩せて見える)はソリの背に括り付けとなって指一本動かせない。
総論 - イブにプレゼントを配ってたら今頃サンタは蒸発しているだろう。
Enjoy,
Jacob(ヤコブ)
translated texts here are copyrighted to the translator, **satomi ichimura
Tags; Santa Claus
うはは、笑っちゃったよ~!
ReplyDeleteだけど、建前は別として、
仏教徒の家にも、神道系の家にも
サンタは呼ばれるし、
(イスラム系は知らないけど)
なんとも、いやはや。うはは。
また、帰ってきま~す!
ちーひめ