ロシア亡命のスノーデンに露最大SNSが採用オファー:VKontakte CEO wants to hire Edward Snowden

Today Edward Snowden — the man that exposed the crimes of the U.S. intelligence agencies against citizens across the globe — received temporary asylum in Russia. At such moments, one feels proud of our country and sadness over U.S. policy — a country that has betrayed the principles that it was once built upon.

We invite Edward to St. Petersburg and will be thrilled if he decides to join our stellar team of programmers at VKontakte. At the end of the day, there is no European Internet company more popular than VK. I think Edward might be interested in protecting the personal data of our millions of users. - Pavel Durov, VK CEO

今日エドワード・スノーデン ―米国の情報当局が世界中の市民に対して行った犯罪を暴露した男― にロシアから一時亡命の許可がおりた。このような時局に際し、我が国を誇りに思うと同時に、米国の政策に悲しみを禁じ得ない。米国はかつて建国の礎だった原則を裏切った。

エドワードさえその気なら、ぜひサンクト・ペテルブルグにきてVKontakteのプログラマーの精鋭チームに加わって欲しい。なんだかんだ言っても欧州でこのVK以上に人気のあるインターネット企業はない。エドワードなら、我々が抱える何百万人というユーザーの個人情報を守る仕事も悪くないのではないかな。―パヴェル・デュロフVKontakte創業者兼CEO

Pavel Rurov, Russian Mark Zuckerberg, shows to the world that he is more than a man throwing money paper planes out of the window.

去年札びら飛行機をバラ撒いて喜んでいたVKontakteのデュロフCEO4月に警官ひき逃げ疑惑で捜査を受け否定中)が、NSAリーカー、エドワード・スノーデンの採用に前向きだ。亡命許可がおりた昨日のうちに早速こんなメッセージをウォールに書き込んで、いいねが山とついている。

ロシアでは国民の3分の2がスノーデンのリークをプラスに評価しており、過半数が亡命支持という。その辺の空気をワシントン・タイムズ特派員はこう伝えている

ワシントン・ポスト司会者:なぜロシアは亡命を許可?

Isabel Gorst特派員:プーチンとしても他に選択の余地がなかったというのが正直なところでしょう。米露間には強制送還を定めた条約もありませんから、スノーデンさんを返さなくてはならないという法的枠組みもありません。政治的にもロシアでは亡命を支持する声が多いんです。反米感情が根強く、今回の動きをみても冷戦当時の雲が完全には晴れていないことがわかります。

司会者:亡命を認める条件としてプーチンは、今後米政府に不利になる情報は一切リークしない、という条件をつけましたね。お父さんは先日、「息子は(英ガーディアンの)グレン・グリーンヴァルド記者に情報は全部渡し、できることはもう全部やった」と話していましたが、条件通りいきますかね?

特派員:まあ、今はひと息ついてるところでしょう。ずっと空港の乗り換え口(のホテル)に缶詰でしたからね。やっと自由になれて。亡命許可は1年ですが、これはロシアの査証の期限が通常1年だからであって、更新も可能です。

デュロフCEOはじめネットの反応はNYTがまとめている。「アメリカはスノーデンに極刑を言い渡した。ロシア無期懲役だ」という、ロシア得意の自虐ジョークがいろいろ。中でも私が笑ったのは、これ。

スノーデンはモスクワ空港で40日過ごした。ロシアの信仰では、これは魂があの世に往くまでこの世に留まる日数に当たる。


[NYT, WP]


Comments