June 19, 2010

ボイラーに挟まれた自分の腕を切断した人(動画):Man Nearly Cuts Off His Arm To Free Himself From Furnace


Jonathan Metz asked himself “what would MacGyver do?” and concluded that amputating the limb was his only chance for survival.- MSNBC

Within reach, he had blades he'd use for power tools, reciprocating saw, coping saws, hand saws... Oh my... Full Interview on MSNBC.

Other self-amputees in the past;

Aron Ralston, Utah Canyon, 2003



Sampson Parker, Kershaw County, NC, 2007


「こんな時マクガイバー*だったらどうする?」
熟考6時間。彼は工具を手に左腕の切り落としに取りかかった。


火曜あまりの話に朝ごはん止まってしまったのが、地下室ボイラー修理中に腕が挟まって身動きが取れなくなり、生き延びるため自分の腕をほぼ切断したコネティカット州ウェストハートフォードのジョナサン・メッツさん(31)の話(動画・上)だ。

自分の腕を切った人と言えば、アメリカでは2003年ユタ州の山奥で転落してきた岩に手が挟まり、スイス・アーミーナイフで切り落としてテクテク歩いて帰ったアーロン・ラルストンさん(動画・中)が有名で、その遭難6日間の壮絶体験は『Between a Rock and a Hard Place』という本にもなっている。2007年にはノースカロライナ州のサンプソン・パーカーさん(動画・下)も農具に挟まった腕を自分で切っている。

今回のメッツさんは、しかし、肩の付け根だから、出血も半端ない。案の定あと一歩のところで気を失ったが、2日連続無断欠勤したのを不審に思った同僚の捜索願いで3日目救助され、退院の翌日火曜、記者団に初めて語った。


(以下、インタビューより)


ボイラーの中に工具が落ちて、拾おうと突っ込んだ腕がフィンに挟まって抜けなくなりました。最初5~7分はパニックして抜こうとしたんですが、抜こうとあがけばあがくほどフィンが肉に食い込んでいって。

これは大変なことになった。すぐ自分の置かれた状況に気づきました。12時間ぐらいは助けくれと叫んでました。でも地下室には小さな窓があるだけで、いくら助けを呼んでも音は外部に一切漏れないんですね。

そのうち挟まれた左腕から変な匂いがし始めました。これは肉が炎症し始めた兆候と、どこかで読んだ記憶があります。医学の専門用語で何と呼ぶのか分からないんだけども。その時点で僕は、あるひとつの決断を迫られました。誰かの助けを無為に待つか、それとも何か別の手を考えるか。

手が届く場所には工具箱があって、中には電動工具の刃、往復式のこぎり、糸のこぎり、ハンドソーがあります。幸い、のこぎり本体はなくて、僕がもってたのは刃だけでした。

…ここでちょっと一呼吸おかせてください。この先はややグロいので…



そこからさらに約6時間かかりました。措置が必要と判断してから、そんな措置が自分に本当にできると決心がつくまで。ですから、腕が挟まってから合計18時間が経過していたことになります。

着ていたシャツで止血帯をつくり、挟まれた腕に思いきり強く縛りつけ、僕は切り始めました。

切断は順調でした…いや自分でも驚くほど順調でした、半分までは。そこまでいったところで血管か何かに突き当たって、出血がものすごい量になったんです。座って、「もうこれでおしまいだ」と思いました。頭で計算しても、切断を最後まで終わらせる時間がないんです。

しばし ―1秒かもしれないし1分かもしれない― 残された手はないか考えてみました。すると、たまたま近くに電話かスピーカーのコードの切れ端があったので、それで止血帯を作って(口と首で)力いっぱい傷口を縛って、また切り続けました。

そのうちまた意識が遠のいてきて…作業はそこで中断。なんとかしゃがみ込みました。頭では同じ考えが堂々巡りし始め、疲労困憊、ものすごく喉が乾いて、自分でも舌が膨張してるのが分かるぐらいでした。頭で計算してみても、どうなるか見当もつきません。ともかく傷口を思い切り強く縛って、横になりました。

そこで初めて、悲しみがこみ上げてきました。
どれぐらいそうしていたかは分かりません。

ひとことで言うと生死の境に一番近づいた体験でした。見渡す限りなんの希望も見い出せなかったんです。犬が上の階で鳴いてました(救助隊はこれを聞いて居場所に目星をつけた)。喉が乾いて鳴いてるんだなあ、と思いました。頭にはフィアンセ(今は一人暮らしだけど11月には結婚する予定)、友だち、両親、家族の顔が浮かんできました。

喉の渇きを癒そうと思って、ボイラーの底にある放水栓を回すと、床にどろどろの水がこぼれました。見たこともないようなおぞましいオレンジ色の液体ですが、体の水分としては、ベストです。そこで自分の履いてる草履 ―これも気持ち悪いものが沢山ついてましたが― でかき集めて口を湿らせると、やっと元気が戻りました。絶対ここから抜け出してやる、と思いました。

(以下、救助のあらまし。彼は気を失っていた)。

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メッツさんは右利きで、挟まった腕は左。どっちみち腕は切断措置要るぐらい傷んでいたので、医師は、「妥当な、勇気ある判断だった」と褒めている。


*マクガイバー: 主人公がいつもトラブルに巻き込まれ、手近な材料を使って危機を脱出する80年代の人気番組『冒険野郎マクガイバー』


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