November 29, 2007

アメリカの告別式の歌:Funeral Songs



My husband's boss passed away a day before Thanksgiving, and I attended the viewing on Wed. He spent half of his adulthood in the States, so I made a playlist collecting American funeral standard songs. When we started to play the song, I asked his wife what sort of music he liked, and she said, Yosui Inoue. Of course..silly me. On Thurs, he got on his final flight home. For him who loved trivia, I compiled a bit of background info for each tune.

感謝祭を前に突然この世を去った夫の上司のビューイングに水曜立ち会った。こちらの勤務が長い方だからと、アメリカのお葬式のスタンダードを集めてお持ちした。薀蓄好きだった氏のために解説と歌詞を少々。

Tears in Heaven - Eric Clapton

1991年3月20日、53階の窓から転落して4歳半で亡くなった息子コナーを偲ぶ曲。母親のイタリア人モデルLori Del Santo(非婚)が復活祭を一緒に過ごそうとNYを訪ね、父エリック・クラプトンと初めて2人でサーカスを見に行った翌日だった。クラプトン自身も、カナダ人兵士が戦時中に駐屯地イギリスで16歳の子との間にもうけた子で、父親の顔を知らずに育った人だけに尾を引いた。
Would you know my name
If I saw you in heaven?

To Where You Are - Josh Groban

1981年生まれのジョシュ・グローバンは冬季五輪閉会式、ワールドカップサッカー開幕戦など大舞台に借り出されるアメリカの国民的バリトン。グラミー賞授賞式リハーサルでアンドレア・ボチェッリの代役でセリーヌ・ディヨンとデュエットし、TV関係者の目に留まる。『アリーmyラブ』のちょい役で歌ってファンメールが8000通舞い込んだ。
Who can say for certain
Maybe you're still here
I feel you all around me
Your memory's so clear

I Miss You - Miley Cyrus

ここで紹介したマイリー・サイラスが亡祖父を歌ってる曲。
You used to call me your angel
Said I was sent straight down from heaven

Amazing Grace - LeAnn Rimes

奴隷船の船長から牧師になったジョン・ニュートン(John Newton:1725-1807)が1772年に書いた賛美歌(氏は1785年より奴隷制廃止を提唱)。先住民チェロキー族はこれを口ずさみながら強制移動の「涙の道(Trail of Tears)」を歩いた。近年バグパイプ演奏が戦没者追悼の定番に。あらゆるバージョンがあるが、これはグラミー賞最年少受賞者リアン・ライムスのア・カペラ。
Amazing Grace, how sweet the sound,
That saved a wretch like me....

What a Wonderful World - Louis Armstrong

1967年発売。アメリカでは1000枚も売れなかったが、海の向こうのイギリスでは1968年トップシングルに。ルイス・アームストロングは英国史上最年長の英ヒットチャート1位の歌手になった。差別、戦争、爆弾投下など映画のシーンでアイロニーとして使われることが多く、9/11では放送が自粛された。お別れの定番ではないが…。
I see trees of green, red roses too
I see them bloom, for me and you
And I think to myself, what a wonderful world

Time To Say Goodbye (Con te partirò) - Andrea Bocelli and Sarah Brightman

xpotechi氏が紹介していた曲。イタリアでは鳴かず飛ばずだったのにドイツでは英詞を半分加えて、2100万視聴者が見るボクシング対戦でサラ・ブライトマンとデュエット初披露、ドイツ歴代1位のヒット曲となる。原題は「一緒に旅立とう」の意。まだ見ぬ国に行こう、海を渡る船に、一緒に乗って今すぐ…と歌っている。それがなぜ「さよならを告げる時」(英題)なのかと言えば、どんなに強く願っても船がないからである。
Quando sono solo
sogno all'orizzonte
e mancan le parole

When I’m alone
I dream on the horizon
And words fail

ひとりの時は 水平線の彼方を夢見る
そして 言葉をなくす

[...]
To countries I never
Saw and shared with you,
Now, yes, I shall experience them,
I’ll go with you
On ships across seas
Which, I know,
No, no, exist no longer

少年時代(Shonen Jidai) -Yosui Inoue

生前どんな音楽がお好きだったか奥様に尋ねてみたら井上陽水と、教えてくれた。
夏が過ぎ 風あざみ
だれの憧れに さまよう
青空に残された 私の心は夏模様

夢が覚め 夜の中
永い冬が 窓を閉じて
呼びかけたままで
夢はつまり 想い出のあとさき
氏の棺は木曜の便で日本に発った。-Rest in peace.

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