メールの死:The Death of E-Mail - Slate


Slate Magazine's "The Death of E-Mail" by Chad Lorenz was a fun read. Back in April, IDC predicted that nearly 97 billion emails would be sent daily worldwide in 2007, of which over 40 billion would be spams. VoIP, IM and spams are all slowing e-mail growth.

今週面白かったのは14日付けSlateの「The Death of E-Mail」。ここ数年ティーンのメール離れが激しいのは知ってると思うけども、メール旧世代の実感が篭った記事だ。
「1996年に大学のコンピュータラボから初めてメールを送った時の誇らしい気持ちは今も覚えている。まるで未来から葉書を送る気分だった。ネットで物事全てが変わる、メール以上速くて簡単なものはないと思った。そして10年後。メールは時代遅れになりつつある」
記事によると2005年にPewが行った調査ではウェブを使うティーンの半数近くがメールよりIMをよく使うと答えており、昨年comScoreがまとめた統計ではティーンのメール利用は8%減少していた(全年齢では6%上昇)。携帯電話やTwitter、Facebookの人気が上がるにつれ、Yahoo!やHotmailは化石になっている。「メールは会話というより手紙を書く感覚に近い」という観察は言い得て妙だ。

氏のまわりのティーンは;

・携帯メッセージは1日50通ぐらい
・誰かとIMしながらテキストメッセージすることも
・学校から帰るとIMやFacebookは寝るまで繋ぎっ放し

週末を例にとると;

・「金曜日だ!パーティーだ!」と200人にメール送る馬鹿はいないが、TwitterやFacebookのステータス更新ならそれが許される。
・パーティーの幹事は全員にメールして返事待つよりIMで素早く。
・出席感謝のお礼はFacebookやMySpaceに書き込んで世界に発信。
・携帯なら会場に居ながらにして、ずっと彼女と喧嘩できる。
・話がこじれたら翌朝Facebookのステータスを「single(彼女なし)」に。

ね? メーラーなんて1回も開かなくていい。
実際ティーンにメールしても今は返事来ないらしい。

メール離れと言えばスパムも大きな問題で、IDCが4月に発表した数字では世界中で飛び交うメールの数は今年1日平均970億本近くに達し、うち400億以上はスパムという予想だった。インターネットは携帯から入ってIM、テキストメッセージ、マイクロブロギング、SNSなんかで繋がるのが第2世代なら、パソコンとメールは第1世代ということみたいですね。

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