February 2, 2007

ボストンのテロ騒動を動画で追う:That's not a Hair Question

In 2007, any electric device can cause the entire city shut down. If Mooninites can, you can...

ボストン全市を戦慄に陥れたMooninites。
事実経過を表にしておこう。


They're Mooninites from Aqua Teen Hunger Force on Cartoon network. They talk like this.
カートゥーンネットワークのアニメ番組「アクアティーン・ハンガーフォース」の宇宙人キャラ、ムーニナイト。こんな風にしゃべるよ

As a part of ad campaign, its Lite Brites were placed by Peter Berdovsky, 27, and Sean Stevens, 28, two wks prior to the incident.
電光掲示板はTV番組の映画版の広告。ピーター・バードウスキさん(27)とショーン・スティーブンさん(28)が騒ぎの約2週間前に市内各所に設置して回った。

1-31-07 Boston under seige 1/31/2007 「不審な電子端末がある」という市民からの通報が重なり全市パニックに。主要道・橋・地下鉄・河川が一部閉鎖され、連邦捜査官・爆弾処理班・沿岸警備隊を動員しレッド・アラートの厳戒態勢が敷かれた。

Comic shop manager realized they're Mooninites and notified the police. The staff says all their customers knew what they were. The reporter feels a 'generation gap' here.
その頃、市内の漫画屋では主人が「ムーニナイトじゃん」と気づいて警察に通報。店の子は「お客さんはみんな分かってましたけど警察の人は半信半疑で“電池がついてる”って深刻なんです、可笑しかった」。「世代ギャップ」とアナ。

In the press conference, the prank suspects didn't take any questions except the Hair Question. Word of the day. 仕掛け人2人は「公共の秩序を乱し」「偽端末で混乱を招いた」容疑で懲役最大5年の刑事責任が問われている(2人は無罪を主張)。刑務所でひと晩過ごした釈放後の記者会見で「今回の責任をどう思うか」と問われたが、それには答えず髪型の話を延々続け、表現の自由、騒ぎを煽ったマスコミへの批判を態度で示した。

Apology. Turner agreed to pay all costs of a security scare that could run to $1M.
謝罪広告。ターナーは厳戒態勢にかかった費用を全額(推定約100万ドル)弁償することに合意


Well, this perfectly shows how our perception is built. For those following TV news coverage, it felt like our nation was really under seige, and those guys' attitude was just plain intorerable. However, look what the girl says... Now, I should ask myself who really was making up the story... If that's a fraud device, how about the reporting? Wasn't that a fraud?

ちょっと解説。これはもう1日テレビで追ってたら機動隊は出るわ、スナイパーは看板ぶっ放すわ、アナウンサーは青筋立てるわ、知事もFBI長官も真剣そのものだったし、「アニメの宣伝」って分かったときのオドロキたるや! みんな本気で怒ったし、ロン毛と長身が会見で髪型の歴史をノラクラやりだした時には我が耳を疑ったんだけども…、実はよく考えてみるとこの2人の方が正しくて、この漫画屋の女の子の屈託のないコメント見たら茶番がどっちかっていうのはもうハッキリしてるわけですな。

要はこの「髪型記者会見」で彼らが言いたいのは、自分たちが「fraud device(テロ行為に見せかけて偽の装置を設置する愉快犯)」で刑事責任問われるならマスコミはどうなの? ウソを宣伝して社会をさんざん不安に陥れたのはソチラなんじゃない? 僕らは髪型のことで忙しいんだから。なんで君たちの狂言についてここでコメントしなきゃならんわけ? なんの権限があって責任とか言うのよ? ということね。

記者たちが何聞いても「That's not a Hair Question(髪型の質問じゃないでしょう)」と返す彼らは単なるアホなのか、ヒーローなのか? アメリカ人も「こんな記者会見見たことない」言ってます。

[Off-Topic/おまけ]
It's fun. Try it! おもしろいよ。↓
Make Google Go Crazy (via Googleが狂喜乱舞

3 comments:

ちゃめ said...

 さすが!
 素晴らしいまとめ方ですね。
 と言いつつ、satomi さんの記事を読むまでこの事件は知らなかったのですが(笑)。

「集団心理」って奴でしょうか?
「電池+リード線=爆発物」
 しかし、模倣犯が沢山出てきそう…。
 本物の爆発物なら、目立たないように仕掛けるでしょうね。

 そうは言っても、この広告の設置方法は誤解を招きますね。

shun said...

ムーニナイトを使った広告はここ数ヶ月よく見ましたけど、こんなことが起こるとは思ってもなかったですねー。不謹慎かもしれないですが、この騒動はたいへん「面白かった」です。(アメリカお得意の)えらいシュールなコメディ番組見せられてるみたいで。ちなみにSeattleに設置されたものは騒ぎになる前に撤去されたそうで、ニュースでの扱いもごくごく小さかったです。

satomi said...

ボストンはIQ高いからなあ。しかもこいつ、ラモスに似てるんだよね。髪が異様にある…

夕べTV番組の「4400」、友だちが面白いって言うんでDVDで借りて観たんだけども(音楽と映像ともにオススメ)、今この手の番組の主人公はFBIでもCIAでもなくHomeland Securityなんですよね…。

>この広告の設置方法は誤解を招きますね。

うん。ゲリラマーケティングに見せかけたテロ誘発するかも…。コルベアが「こいつらのせいで空港にスーツケース置いて回るコッチの計画が台無しだよ」って悔しがってましたが。笑

Post a Comment