July 8, 2006

古い装丁の本:Japanese Books from the Good Old Days


A collection of antique books my friend brought back from Japan. Those are the reprints of great literature of Meiji (1868-1912), Taisho (-1926) and early Showa (-1989). You see the little book with owl mark? That's Natsume Soseki's much-loved masterpiece written in 1905-06, "I Am a Cat(吾輩は猫である)."

"In old days, book sellers used to visit each home to sell books," she said. Some of them feature a very rare binding technique. They fold a paper in half and bind the open sides together. So, if you wanna read the two pages inside, you should cut it open by yourself with knife.

She has never cut any of them. Those are the treasure her grandmother left for her. 'I wanna keep the fun part 'till I get old," she smiled.

Hidden behind the beautifully illustrated books are tons of manga, or Japanese graphical novels, which is another hobby of her.

***

これは友だちが日本から持ち帰った古い本のコレクション。
何箱分だろう。けっこうな数が並んでいる。みな明治から大正、昭和の始めにかけて発行されたオリジナルの装丁か復刻版。旧字フォントがなんとも言えず美しい風合いを醸している。

「昔は戸口に売りに来たでしょ。あの時代の本でおばあちゃんが集めてたのね」

面白いのはページが全て袋とじになってる本で、中に何が書いてるかはページを1枚1枚ナイフで切り開かなきゃ読めない。高1の頃、なべつね…違うくって、「なべつぐのあすなろ数学」ってのがコレで夏休みに夢中になって急に成績上がったっけ(復刊投票発見)。

「実は一冊も開いてない」という友だち。切るのは老後の楽しみらしい。

行商で本を売り歩く人のこと、上り框のやり取り、そんなことを思い浮かべながらうっとり眺めていると、「あーそれ、後ろ全部マンガだから」、もう一人の友だちに笑われた。

関連:日々@好日 : 装丁問答.7←装丁の重要性が増している、というお話。コンテンツはウェブで読める時代、本に求めるものが微妙に変化している。

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5 comments:

xpotechi said...

祝、新テンプレート!(笑)

レトロ好きの僕なので当然反応。
行商というのがいいなあ。これから日本は過疎化が激しくなるので、脱サラして行商が結構いけるかも、と思ったり。ちょっと憧れてる。アメリカだと屋台は別として、行商みたいなの成り立たないだろうね、たぶん。撃たれる?

ちゃめ said...

>「実は一冊も開いてない」という友だち。切るのは老後の楽しみらしい。
  私も一冊、袋とじを切ってない本を持ってます。
 もちろん、古本屋で買ったもの(復刻版だけど)ですが、こちらは相応しいペーパーナイフの購入待ちでございます(笑)。

satomi said...

イタリア万歳!

私が小さな頃は田舎で行商さんと言ったら富山の薬売り、漫才、占い。漫才師は変なベレー帽被った地下足袋のオッサンでテンツクテンツク太鼓叩いて入ってくるのね。…真っ先に撃たれそう。笑

富山の薬売りさんは見上げるぐらい大きな行李背負って背中曲げながら長い坂道登ってくる。ドサッと下ろして荷を解くの見ながら、「わあ、富山から歩いて来たんだなぁ」。感動しましたよね。

ちゃめさんが持ってる袋とじの本って、なんだろう?「相応しいペーパーナイフ」とか聞くと永井荷風、森鴎外とか、つい連想してしまうけど。

cavacavien said...

袋とじ、といえばやっぱ"週刊現代"か"週刊ポスト"でしょう。あれ?
・・・ちがった。下品だわね(笑)

昔の上司が美術出版社にいたことのある人で
袋とじ本をね、こうすすっとぺーパーナイフで開く行為をうれしそうに話してくれたの。

本はWebで、そして時計もケータイがあれば無用の存在。だからか、やたらと高級ブランドの広告が目立つ日本でありんす。

satomi said...

高級ブランドは聖域だって言うもんね。

>下品だわね。
やや、ちゃめさん、もう一つの可能性としては谷崎潤一郎も考えたよ。袋とじの艶本。「鍵」とかピッタリじゃん!笑

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